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イエメン政府とフーシ派が捕虜交換会議を開催

フーシ派のアンマン訪問は、米国が同派を外国テロ組織(FTO)に指定して以来、初めてのこととなる。(AFP通信)
フーシ派のアンマン訪問は、米国が同派を外国テロ組織(FTO)に指定して以来、初めてのこととなる。(AFP通信)
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25 Jan 2021 05:01:57 GMT9
25 Jan 2021 05:01:57 GMT9
  • 前回の話し合いでは、1,065人の拘留者が解放された

サイード・アル・バターティ

アル・ムカッラ:国連とイエメンの当局者によると、イエメンとフーシ派民兵は日曜日、新たな捕虜交換交渉を行った。

国連イエメン特使のマーティン・グリフィス氏は、イエメンの紛争当事者を含む捕虜と拘留者の交換協定実施に関する監督委員会が、アンマンで5回目の会議を開いたと述べた。

グリフィス氏は、弱者や病人、高齢の拘留者を確実に釈放することに焦点を当てるよう、会議の参加者に求めた。

「私は関係者に対し、女性を含むすべての恣意的に拘留された民間人だけでなく、病人やけが人、高齢者、子どもの拘留者の即時かつ無条件の釈放を議論の中で優先するよう要請します」と同氏は述べた。「私はまた、アンマンでの会議のリストに載っている人々以外の人たちについても話し合い、合意するよう両当事者に強く求めます。それは、紛争に関連したすべての拘留者を一刻も早く解放するという、ストックホルムでの約束を果たすためです」

前回の話し合いでは、10月に1,065人の拘留者の解放につながり、戦争終結のための合意を結ぶという希望が再燃した。

この成功に元気づけられたグリフィス氏は、イエメンの政党に 「共同宣言(Joint Declaration)」 として知られる同氏の和平案を受け入れるよう促した。この和平案では、世界最悪の人道危機を緩和するために、国全体での休戦とその後の経済対策を実施することを提案している。

今回の会議は、アンマンでの過去の交渉に基づくものであり、双方で301人の拘留者の解放につながる可能性があると、交渉に詳しい匿名のイエメン政府当局者がアラブニュースに対し語った。

同政府は、マフムード・アル・スバイヒ元国防相やイエメン大統領の弟ナセル・マンスール・ハディ氏など、国連安保理決議2216で言及された著名な政治・軍事的理由による拘留者を確実に解放できるよう目指している。

フーシ派捕虜問題委員会のアブドゥル・カデル・アル・ムルタダ委員長は、土曜日にアンマンで同会議に参加した。

フーシ派のアンマン訪問は、米国が同派を外国テロ組織 (FTO) に指定して以来、初めてのこととなる。

イエメンの人々は日曜日、フーシ派の犯罪に焦点を当て、各国に米国に追随するよう説得するため、ソーシャルメディアキャンペーンを開始した。

キャンペーンを支持する人々は、「フーシ派民兵によるイエメンへのテロ行為を世界に知らしめ、すべての自由主義国に対し彼らをFTOに指定するよう求めます」と述べた。

イエメンのジャーナリスト、人権活動家、知識人、政府関係者の数十人は、ハッシュタグ #HouthiTerrorismInYemen を使ってフーシ派の人権侵害を非難し、同派が敵対者の家を爆破する画像や動画を共有した。

「フーシ派は民間人に対して多くの戦争を仕掛けました」と活動家のムハンマド・アブドラ・カセム氏はツイートした。「現在もなお、フーシ派は、タイズ、マレブ、アルバイダなどを攻撃しています。フーシ派は、西洋が数世紀前にくつがえした神から授かる統治権というイデオロギーに基づいて、イエメンを武力で支配することを主張しています」

人権運動家のザイド・アル・ジャベリ氏は、米国がフーシ派をテロリストとして認定する決定をくつがえすかもしれないというメディアの報道に怒っていた。同氏はまた、フーシ派の犯罪の矢面に立たされているイエメン人は、同派を長年テロリストとして扱ってきたと付け加えた。

「米国務省のテロリスト指定は別にしても、イエメン国民は、フーシ派民兵が歴史上最悪のテロリスト集団であることをよく知っています」と同氏はツイートした。

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