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イラン軍、短距離「スマート」ミサイルを試験発射

イランは複数の弾道ミサイル実験を実施しており、同計画の妨害を目的とした米国の制裁に反抗ながら、ミサイルは「抑止力」を示すものだと述べている。(ファイル/AFP)
イランは複数の弾道ミサイル実験を実施しており、同計画の妨害を目的とした米国の制裁に反抗ながら、ミサイルは「抑止力」を示すものだと述べている。(ファイル/AFP)
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15 Feb 2021 03:02:32 GMT9
15 Feb 2021 03:02:32 GMT9
  • ミサイルの射程距離は300キロ
  • イランとロシアがインド洋北部にて合同の海軍演習を行う予定

テヘラン:イラン軍が最新式の短距離ミサイルを日曜日に試験発射したと、国営メディアが報じた。

公式のIRNA(国営イラン通信)の報道によると、イラン陸軍司令官であるKioumars Heidari氏は、ミサイルの射程距離は300キロ(186マイル)であったと述べている。

同氏は、この「スマート」ミサイルは「どんな気象条件でも」機能すると述べた。彼は、実験がどこで行われたかについては言及しなかった。

イラン軍は短距離ミサイルを保有している。しかし、2,000キロメートル(1,250 マイル)に到達できる長距離仕様のもの ― 即ち、大敵であるイスラエルと米軍の基地に到達できるもの ― については準軍組織である革命防衛隊によって管理されている。

並行して、陸軍副司令官のHabibollah Sayyari氏はIRNA に、イランとロシアはインド洋北部で「近い将来」に合同の海軍演習を実施すると語った。同氏は、演習は地域の「安全保障の強化」を目的としていると述べた。このような演習は、両国が中国の海軍と合同で4日間の演習を実施した2019年以来、2回目のことである。

テヘランは米国主導の制裁下にある間、北京やモスクワとの軍事協力を強化しようとしてきた。ロシアと中国の海軍代表らによるイランへの訪問も近年増加している。

ここ数ヶ月、イランは軍事演習を増やしている。イランがジョー・バイデン大統領に、前任のドナルド・トランプ氏によって放棄された核合意を再締結するよう圧力をかけるためだ。バイデン氏は、アメリカは核合意を再締結する可能性があると述べている。

木曜日には、防衛隊によるドローン、ヘリコプター、戦車を使った訓練がイラク国境付近で行われた。

トランプ氏は2018年、テヘランが経済制裁解除と引き換えにウラン濃縮を制限することで合意していたイラン核合意から米国を一方的に離脱させた。

その後、米国が制裁を強化すると、イランは徐々に、かつ公に核開発の制限を放棄した。

AP

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