• この任命は、他の女性たちに、主権を有する地位での仕事に参加する機会を与える

トリポリ：リビア初の女性外務大臣、Najla El-Mangoushさんは来週、新たな挙国一致内閣の一員として就任する。今週、任命が多くのリビアの女性たちに歓迎された、トップの座の、女性には珍しい表明となる。

2011年の暴動後、短期間リビアを統治していた暫定政権で役割を果たした弁護士のMangoushさんは、司法大臣のHalima Abdulrahmanさんを含む内閣の他の女性4人に加わる。

「この任命は、リビアの女性たち全員にとって、一つの勝利であると私は思います。さらに先へ行くための第一歩となることを望んでいます。女性が政府の長に近づいたのです」とトリポリ在住のパティシエ、Afia Mohammedさん（34）は述べ、この任命は、さらに多くの女性が政界に入るきっかけになる、と付け加えた。

Abdul Hamid Dbeibeh首相の暫定政府は、国連との対話の段階を通じて出現し、リビアの分断状態にある国家機関を統一し、12月の国政選挙を監視することが義務付けられている。

これらの対話に参加するため国連により選出された75人のリビアの代表者たちは、内閣の最高地位を含む政府高官の役割の30パーセントに女性を含めるという、新政権に対する公約を展開した。

Dbeibeh内閣では、女性はわずか15パーセントの地位しか占めていないが、その割合は副大臣たちが任命されると上昇する、と彼は述べた。

弁護士であり対話の代表者、Elham Saudiさんは次のように述べた。「この任命は、さらに充実した代表制度に向けた一つの足掛かりです」

彼女は、この割り当てが、他の政治的問題に関する大きな差はあるにせよ、フォーラムで女性たちが「この点について断固として徹底した」結果である、と述べた。

最初の会合はチュニスで行われたが、この場所では、女性の代表者はネット上で性差別主義者による誹謗中傷の集中攻撃に合ったとサウジの人々は述べ、女性弁護士であり権利侵害の批評家であるHanan Al-Barassiさんが、混雑したベンガジの通りで射殺された。

リビア国家が2011年の後に崩壊し、無数の敵対勢力が領土を奪った際、女性たちは相次ぐ暴力に苦しみ、これまでに公的役職を務めた人々は、ほぼ全員が男性であった。

「この任命は、他の女性たちに、主権を有する地位での仕事に参加する機会を与えます。この5人の大臣が、模範となってくれるでしょう」と女性の権利活動家であり、国連の対話フォーラムのもう一人のメンバーであるLamees BenSaadさんは述べた。

「この地位を獲得するまで、私たちは長きにわたり戦ってきました」

公的に重要な役割を担う女性への反対は、男性に限って展開されるわけではない。トリポリで結婚式用の料理を作っているTahani Qarouqさんは、女性が内閣の大臣や国家機関の役割を務めることに反対している、と述べた。

しかし、市場で美容製品を販売しているHanan Maloudaさんは、参政する女性たちは、リビアにとって良いと思う、と述べた。

「できれば、こうした女性たちが私たちにもっと共感してくれればと思います」と彼女は述べた。

ロイター