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監視団「トルコがシリアのクルド人支配地域を17カ月ぶりに空爆」

2019年10月9日のトルコ軍によるクルド人の戦闘機への爆撃中、シリア国内の攻撃目標から煙が立ち上る。〔AP通信資料写真〕
2019年10月9日のトルコ軍によるクルド人の戦闘機への爆撃中、シリア国内の攻撃目標から煙が立ち上る。〔AP通信資料写真〕
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21 Mar 2021 07:03:07 GMT9
21 Mar 2021 07:03:07 GMT9
  • シリア人権監視団「この空爆の後に、シリア民主軍とトルコが支援するシリアの軍閥の間の『武力衝突』が続いた」

ベイルート:トルコ空軍が3月20日の夜、クルド人武装勢力が支配するシリア北部地域に、17カ月ぶりの空爆を実施した。

「トルコの戦闘機が、アイン・イッサの田園地帯にあるサイダ村のシリア民主軍(SDF)の軍事拠点を襲い…大爆発が起きました」と、シリア人権監視団(SOHR)は述べた。

これは、シリア北部のSDFに対して、トルコ政府とその同盟関係にあるシリアの武装勢力が開始した2019年10月の軍事行動、「平和の泉作戦」以来初の空爆だった。

この作戦は、トルコ政府が最初にアメリカ政府、次にロシア政府との交渉で2つの合意を得た後、中断されたが、これにより、トルコはシリア国内に長さ120キロメートル、幅32キロメートルの「安全地帯」を管理下に置くことができた。

しかし、アイン・イッサのこの村は、クルド人武装勢力の手中にある。

この空爆は、SDFの軍隊とトルコが支援するシリア軍閥との闘いの最前線で、「武力衝突」と「ロケット弾の集中砲火」があった日と同じ日だ、とSOHRは述べ、死傷者が確認されたと付け加えた。

「双方の衝突は24時間続き… SDFがトルコ側の戦車を破壊してから、トルコ軍は前進が困難になった」と、SOHRのラミ・アブドゥル・ラーマン代表がAFP通信に語った。

シリアのクルド人が率いる人民防衛隊は、SDFの主要部分を占めており、トルコはならず者のクルディスタン労働者党の「テロ集団の分派」だと見なしている。

しかし、クルド人民防衛隊は、シリアのイスラム国(ISIL)との闘いで、アメリカやその他の国々の主要な同盟部隊でもある。

AFP通信

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