• 木曜日、フーシ派の部隊はマアリブに向けてミサイルと爆発物を搭載した無人機を立て続けに発射し、民間人8名が死亡、27名が負傷した
• アブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領は、人口密度の高いマアリブ市に対するフーシ派のミサイルと無人機による攻撃は、イエメンの平和を確立する努力を破壊するものだと述べた

サイード・アル・バタティ

アレクサンドリア：イエメンのアブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領は、イランの支援を受けるフーシ派がマアリブ市に対する最近のミサイル攻撃で和平交渉を損ねようとしていると非難した。ハーディー大統領と多くのNGOは、国際社会にフーシ派の攻撃からイエメンの民間人を守るよう求めた。先週には、フーシ派の攻撃によって何十人もの命が奪われた。 

ハーディー大統領は、人口密度の高いマアリブ市に対するフーシ派のミサイルと無人機による攻撃は、イエメンの平和を確立する努力を破壊すると述べ、フーシ派はイランのために活動していると非難した。

ハーディー大統領はイエメンの国営サバ通信が伝えた声明の中で、「国際社会が平和への希望と機会を見出そうと真摯に取り組んでいる一方で、クーデター民兵組織フーシ派は事態を激化させて罪のない人々の命を奪い続け、イエメン人の流血を防ぐためのあらゆる努力を無視し、地域におけるイランの破壊的な計画のために活動している」と述べた。 

木曜日、フーシ派の部隊はマアリブに向けてミサイルと爆発物を搭載した無人機を立て続けに発射し、民間人8名が死亡、27名が負傷した。 

報道によると、ミサイルと無人機は、参拝者が集まるモスクや刑務所を破壊し、その後、救急車を狙ったという。  

6月6日には、マアリブのガソリンスタンドをミサイルと武装した無人機が襲った。この攻撃で5歳の子どもを含む21人の民間人が死亡し、イエメン内外で怒りの声が上がった。 

サバ通信の報道によると、マアリブのスルタン・アル・アラダ知事は、フーシ派のミサイルと無人機による攻撃が激化していることは、フーシ派がイエメンの戦争を終結させるための和平イニシアチブに大した関心を持っていないことを証明していると述べた。

イエメン政府は金曜日、サウジアラビアのイニシアチブや共同宣言として知られる現在の国連仲介の和平案、そして戦争終結に向けたその他のイニシアチブに対する支持を改めて表明した。加えて、イエメン政府は和平合意への道を開くために譲歩案を提示してきたことを強調した。 

イエメンの外務省は声明の中で、フーシ派は国連が仲介した和平協定に基づいてサヌア空港を再開するための条件を指定しており、フーシ派はサヌア空港を軍事専門家や武器の入り口にしようとしていると述べた。

同省は、イラン、シリア、レバノンなどの目的地または出発地とサヌア空港の間での無検査かつ無制限のフライトを求めるフーシ派の要求について言及した。

「イエメン政府は、この空港が治安部隊・軍の役務や（軍事）専門家の密入国の拠点に変わることを防ぎつつ、すべての国民の安全な渡航を保証するための十分な譲歩を行った」と同省は述べた。 

金曜日、オマーンの代表団はフーシ派が支配するサヌアを後にした。代表団は国連の和平合意を受け入れるようフーシ派を説得することができなかった。代表団はアブデル・マリク・アル・フーシ氏を含むフーシ派の高官と会談した。

一方、米国と欧州の政府関係者は、フーシ派に対し、イエメン全土での軍事行動を停止し、和平交渉に積極的に関与するよう再び呼びかけた。 

米国務省のネッド・プライス報道官は、フーシ派が敵対行為を停止し、和平案に合意するまで、米国はフーシ派に対する圧力をかけ続けると述べた。 

「イエメンの紛争を終結させ、イエメンの人々に救済をもたらさなければならない。今こそフーシ派は停戦を受け入れ、本当の交渉に臨むべきだ。米国は制裁を含めたフーシ派に対する圧力を維持する」とプライス氏はツイートした。

EUのジョセップ・ボレル・フォンテレス外交上級代表は、イエメンのアハマド・アワド・ビン・ムバラク外相との会談後、「EUはイエメン政府と国民を支持し、マーチン・グリフィス国連イエメン特使が率いる現在の和平交渉を支持する」と述べた。

「イエメン外相 @BinmubarakAhmed と会談を行った。会談では、イエメン政府と国民に対するEUの全面的な支持を表明し、EUは即時停戦と政治協議に向けて @OSE_Yemen と協力することを強調した。人道的アクセスと包括的な和平プロセスの重要性について良い議論ができた」とフォンテレス氏は金曜日にツイートした。