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政権がシリア北西部で砲撃、民間人8人死亡:監視団

2021年6月23日、シリア北部アレッポの北西に位置する、反体制派が支配する都市アルバブの路上で、避難民であるシリア人のムスタファ・シャーバン・アブ・ハリルさんが、爆撃で片方の足を失った息子と一緒に歩いている。(AFP)
2021年6月23日、シリア北部アレッポの北西に位置する、反体制派が支配する都市アルバブの路上で、避難民であるシリア人のムスタファ・シャーバン・アブ・ハリルさんが、爆撃で片方の足を失った息子と一緒に歩いている。(AFP)
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04 Jul 2021 01:07:21 GMT9
04 Jul 2021 01:07:21 GMT9

イブリン:シリアの反体制派が最後の主要拠点とする北西部イドリブで3日、政権による砲撃があり、民間人8人が死亡した。そのうちの6人は子供だった。戦争を監視するシリア人権監視団が発表した。

3日朝に行われた砲撃では他にも、その拠点の南にあるジャバル・ザーウィヤ地域のいくつかの場所で16人が負傷した。シリア人権監視団は発表した。

イブリン村では同一家族の5人(男性とその妻、彼らの3人の子供)が、バルユン村では子供2人が、バルシュン村では子供1人が死亡したという。

イブリンでは、AFPのカメラマンが、ウールの毛布やタオルケットに包まれた一家の遺体が診療所に到着するのを目撃した。

彼によると、看護師らが遺体を埋葬する準備をしていて、幼い男の子の血まみれの遺体をきれいにした後、ガーゼで巻いていたという。

現場にいた看護師は、同一家族の5人の死亡を確認した。

3日の死者数は、過激派が支配するこの拠点を政権の攻撃から守るために2020年3月に国際的な停戦が発効して以来、最多に近い死者数だった。

しかし、政権の同盟国であるロシアと、反体制派を支援するトルコが仲介する停戦違反は比較的多い。政府軍が反体制派の居住区に圧力を掛け続けているからだ。

シリア人権監視団によると、ここ数週間、ロシアの戦闘機が、政権軍による砲撃と連動してイドリブ南部を攻撃しているという。

シリアで起きている戦争は、2011年に平和的なデモに対する残忍な弾圧が行われて始まって以来、約50万人の死者を出している。

AFP

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