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フーシ派、イエメンで新たな軍事的敗北を喫し、11人の戦闘員を埋葬

2021年2月24日、サヌアのアル・サレハ・モスクで、戦闘で死亡したフーシ派戦闘員の葬儀が行われている。(資料写真/AFP通信)
2021年2月24日、サヌアのアル・サレハ・モスクで、戦闘で死亡したフーシ派戦闘員の葬儀が行われている。(資料写真/AFP通信)
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25 Jul 2021 03:07:14 GMT9
25 Jul 2021 03:07:14 GMT9
  • イランの支援を受けるフーシ派がマアリブで敗北を喫し、上級司令官が死亡した

サイード・アル・バタティ

アレクサンドリア:イランが支援するイエメンのフーシ派民兵組織は土曜日、戦闘で死亡した上級司令官を含む戦闘員11人の軍隊葬をサヌアで執り行った。

戦闘員らは、首都サヌアのハムダン地区で軍参謀を務めていたハメル・ヤヒヤ・ヤヒヤ・アル・ファキ准将に加え、軍の部隊との衝突やアラブ連合軍の空爆で死亡した他10人の棺を運んだ。

アル・ファキ准将やその他のフーシ派の幹部らはマアリブ県の主要な紛争地域で殺害された。マアリブ県では、フーシ派が石油資源の豊富なマアリブ市の奪取を目指して攻勢をかけている。現地の軍事関係者が土曜日にアラブニュースに語ったところによると、過去48時間のマアリブでの戦闘で、他に少なくとも2人のフーシ派幹部が死亡したという。

イエメン国防省によると、フーシ派は4つの県で軍の部隊に対する攻撃を激化させており、双方で数十人の戦闘員が死亡している。

土曜日、軍の部隊と親政府系部族はマアリブの西に位置するアル・マシュジャ地区でフーシ派の攻撃を撃退し、フーシ派は退却を余儀なくされた。同省によると、数時間に及んだこの戦闘で多くのフーシ派戦闘員が死傷し、少なくとも7台の軍用車両が破壊された。

軍関係者によると、マアリブの西に位置するアル・カサラでも衝突が発生し、フーシ派は攻撃を仕掛けたが、成果を上げることができなかったという。

この軍関係者はアラブニュースに、「幾度も押し寄せるフーシ派をすべて撃退し、彼らは少しも動けなくなった」と話した。

また、軍はマアリブ市北部の住宅地上空で爆発物を搭載した無人機を撃墜した。

マアリブと隣接するアル・バイダでは、ここ数週間でフーシ派が大きく前進しており、政府軍がフーシ派から同地域の奪還を目指す中、アル・ザヘル地区とアル・ソウマ地区で戦闘が発生した。

アル・バイダでの勝利で勢いを増したフーシ派は、南部のラヒジュ県とシャブワ県に駐留する軍の部隊に数年ぶりとなる新たな攻撃を開始した。

現地の軍関係者によると、アル・バイダとラヒジュの間で行われたフーシ派との戦闘で、南部暫定評議会の兵士が死亡した。

アル・バイダ県とシャブワ県の県境でも、同様の衝突が発生した。

南部のタイズ市では、土曜日にフーシ派が発射した迫撃砲弾が住宅地で爆発し、子ども2人を含む3人の民間人が負傷した。

また、タイズでは、フーシ派の狙撃手がマクバナ地区で65歳の女性の肩を撃った。

この6年間、フーシ派はイエメン第3の都市タイズを包囲し、政府軍を降伏させるために同市中心部への砲撃を強化してきた。

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