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オマーン沖で攻撃されたイスラエル運航タンカーがUAEの係留地に到着

2021年8月3日、UAEのフジャイラ港沖で、イスラエルに関連するタンカー「MTマーサー・ストリート」の横にタグボートが係留されている。(AFP通信)
2021年8月3日、UAEのフジャイラ港沖で、イスラエルに関連するタンカー「MTマーサー・ストリート」の横にタグボートが係留されている。(AFP通信)
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04 Aug 2021 03:08:09 GMT9
04 Aug 2021 03:08:09 GMT9
  • 湿度が高いため視界が悪く、係留中の同タンカーの損傷を確認することは困難だった
  • GCCと英国はタンカー「MTマーサー・ストリート」への攻撃を非難した

フジャイラ:先週、オマーン沖で襲撃されたイスラエルに関連するタンカーは、火曜日、UAEに属するフジャイラ首長国沖で投錨した。攻撃の背後にいたとしてイランが非難されており、この攻撃で乗組員2人が死亡した。

AFP通信の特派員によると、湿度が高いため視界が悪く、アラブ首長国連邦東岸沖のオマーン湾に係留されている同タンカーの損傷を確認することは困難だった。

位置情報追跡サービスのマリントラフィックによると、リベリア船籍の同タンカーは午前2時47分(グリニッジ標準時で月曜日22時47分)に係留場所に到着した。

昨年、イスラエルとの関係を正常化したUAEは、今回のタンカーに関する事件について公式にコメントを発表していない。

米国とイスラエルは、木曜日に発生した事件について、イランの無人機がオマーン沖を航行中の同タンカーを攻撃したと結論づけている。同タンカーはイスラエルの著名な大富豪エヤル・オフェル氏が運航している。

湾岸協力会議(GCC)のナーイフ・アル・ハジュラフ事務局長は今回の攻撃を非難した。また、国際社会に対し、貿易と石油供給の動きを維持し、地域の安全と安定を維持する方法で、このような攻撃が繰り返されないよう責任を負うことを求めた。

アル・ハジュラフ氏は、GCCは国際海上輸送の安全と安心を強く求め、船舶やタンカーの航行を妨げるいかなる障害も拒否すると述べた。

同氏は声明で、GCCはすべての国に対し、航行の管理と安全性の確保を行う国際条約や規範を遵守するよう求めていると付け加えた。

英国の中東・北アフリカ担当大臣も今回の攻撃を非難した。

クレバリー大臣は、「MVマーサー・ストリートへの攻撃を非難する国際パートナーはますます増えており、GCC事務局長が英国やこれらの国際パートナーによる非難に加わったことを歓迎する」と述べた。

クレバリー大臣は、「イランの無責任な行動は、地域および国際的な平和と安全を脅かしている」と付け加えた。

イラン政府は事件への関与を否定し、「冒険主義」に警告を発した。

英国人警備員とルーマニア人乗組員が殺害されたこの事件は、イランとイスラエルの「影の戦争」の特徴をすべて備えているとアナリストは指摘している。湾岸周辺海域の船舶に対する攻撃は「影の戦争」の一部となっている。

米国のアントニー・ブリンケン国務長官は、「MVマーサー・ストリート」への攻撃を「航行と貿易の自由に対する直接的な脅威」と呼び、米国政府は月曜日にイラン政府に対する「集団的な対応」を主導することを約束した。

英国はイラン大使を召喚し、石油資源の豊富なこの地域で船舶を自由に航行させるよう要求した。

一方、イラン外務省のサイード・ハティブザデ報道官は、イスラエルは「このような根拠のない非難をやめなければならない」と述べ、米国と英国に対し、自らの主張を裏付ける証拠を提示するよう求めた。

ハティブザデ氏は、「イランは自国の安全と国益を守ることを躊躇しない。また、いかなる冒険主義的行動にも即座に断固として対応する」と述べた。

AFP通信

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