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シリアのダルアー、数千人が戦闘から逃れる:国連

政府軍による爆撃の直後、子供を抱きかかえながら安全な場所を求めて奔走する男性。金曜日未明、シリア北部のアレッポ北西に位置する、反政府勢力が掌握する都市アル=バーブにて。(AFP)
政府軍による爆撃の直後、子供を抱きかかえながら安全な場所を求めて奔走する男性。金曜日未明、シリア北部のアレッポ北西に位置する、反政府勢力が掌握する都市アル=バーブにて。(AFP)
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07 Aug 2021 07:08:12 GMT9
07 Aug 2021 07:08:12 GMT9

ベイルート:国際連合は、シリア・ダルアー県の危険地帯での停戦を呼び掛けた。国連によると、最近発生した戦闘によって18,000人が退避を余儀なくされた。

シリア南部の同県で先月発生した政府軍と反政府武装集団間の戦闘で、少なくとも28名が死亡した。

戦闘はこの1週間で鎮静化したものの、2018年にシリア政府が同地域の支配権を反政府勢力から奪還したため、今回の戦闘は最も激しい戦闘となった。

国連人権高等弁務官事務所のミシェル・バチェレ氏は、「戦闘の激化によって、7月28日以降少なくとも18,000人の民間人がダルアー・アル・バラードからの退避を余儀なくされた」と述べた。

政府軍の攻撃は、ダルアー県の県都の南部地区で、依然として反政府勢力の元戦闘員を匿っており、以前は反政府勢力の拠点でもあったダルアー・アル・バラードに集中していた。

バチェレ氏は、「ダルアー県の民間人への被害を緩和するためには即時の停戦が必要だ」と語った。

ロシアが支援するシリア軍と連合軍は、2018年に反政府勢力からダルアー県を奪還した。2011年にダルアー県の県都で巻き起こった反政府暴動に対する象徴的な打撃であった。ロシア政府の仲介による合意のもとで数千の戦闘員が避難したものの、反政府勢力の元戦闘員の多くは同県に留まり、その一部は政府軍に加わった。

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