Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 中東
  • イランをめぐって緊張が高まる中、CIA長官イスラエルを訪問予定

イランをめぐって緊張が高まる中、CIA長官イスラエルを訪問予定

2021年4月15日に撮影されたこの資料写真の中で、ウィリアム・バーンズCIA長官は、ワシントンの米国連邦議会で開かれた下院情報委員会公聴会で世界的な脅威について証言している。(AFP)
2021年4月15日に撮影されたこの資料写真の中で、ウィリアム・バーンズCIA長官は、ワシントンの米国連邦議会で開かれた下院情報委員会公聴会で世界的な脅威について証言している。(AFP)
Short Url:
10 Aug 2021 08:08:51 GMT9
10 Aug 2021 08:08:51 GMT9

エルサレム:米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官は10日にイスラエルを訪問し、共通の敵であるイランについて協議する予定だ。高まる緊張は、歴史的な核合意の再建に関する協議に暗い影を投げ掛けている。

ナフタリ・ベネット首相の報道官は、イスラエルで行われるバーンズ長官の協議の議題の詳細を明らかにしなかった。
しかしニュースサイト「Walla」は、バーンズ氏はベネット首相、イスラエルの諜報機関の長官であるデビッド・バルネア氏の両名と、イランの核開発や中東での活動について話し合うだろうと報じた。

バーンズ氏はイスラエルに占領されているヨルダン川西岸のラマッラーにも赴き、パレスチナのマフムード・アッバス大統領と諜報機関の長官であるマジェド・ファラジュ氏と会談するだろう、とWallaは報じている。

今回の訪問は、アナリストらが「影の戦争」と呼ぶもののさなかに行われる。「影の戦争」では、イラン、イスラエルと関係がある船舶への攻撃が相次いでいる。
先月、イスラエルの関わるゾディアック・マリタイム社が運営する石油製品タンカー「マーサー・ストリート」がオマーン沖でドローンに攻撃され、乗組員2人(英国人とルーマニア人)が死亡した。

米軍が、攻撃を行ったドローンはイランで作られたものだとする調査結果を発表したため、G7外相は6日、非難の矛先をイランに向けた。

イランはこの主張を退けた。

キャリア外交官だったバーンズ氏は、イランと主要国との間で締結された2015年核合意につながった米・イランの関係改善において重要な役割を果たした。

イスラエルから強力な支援を受けたドナルド・トランプ大統領(当時)は、2018年に核合意を破棄し、イランへの厳しい制裁を再開した。

しかし、トランプ氏の後を引き継いだジョー・バイデン政権は、核合意への復帰に関するイランとの間接協議を何度も行っている。

AFP

特に人気
オススメ

return to top