• ハマスは、エルサレムのアル・アクサモスクが焼かれてから52年目となる土曜日に抗議活動を行うことを呼びかけた

ガザ：イスラエル軍は、ガザ地区の境界フェンスの向こう側から火炎瓶を投げたりタイヤを燃やしたりしたパレスチナ人のデモ隊に発砲し、ガザ保健省によると24人が負傷した。

「子ども10人を含む24人の市民が負傷した」と同省は声明で発表した。

「負傷者のうち2人が重体となっている。1人は13歳の少年で、ガザ市東部で頭を撃たれた」

ガザ市東部でイスラエルのパレスチナ自治区封鎖を非難するデモに伴って起きた衝突中にパレスチナ人のデモ隊が見守る中、イスラエル治安部隊がガザの境界フェンスの向こう側から発射した催涙ガスが吹き出している。（AFP通信）

イスラエル軍はAFP通信の取材に対し、「数百人の暴徒とデモ隊」が境界フェンス沿いに集まったと述べた。

「軍はこの地域で対応する準備ができている。暴動鎮圧措置を取っており、必要に応じて22口径の弾を使用している」とイスラエル軍は述べた。

ガザを実効支配するイスラム主義組織ハマスは、イスラム教で3番目に神聖な場所であるエルサレムのアル・アクサモスクが焼かれてから52年目となる土曜日に抗議活動を行うことを呼びかけていた。

ハマスは声明で、「アル・アクサモスクは越えてはならない一線だ。アル・アクサモスクに対するいかなる攻撃も、パレスチナの人々の勇敢な抵抗に遭うだろう」と警告した。

今回の抗議活動は、イスラエルとハマスがここ数年で最も激しい戦闘を行い、停戦合意が成立してからちょうど3か月後に行われた。

5月、イスラエルはガザ地区からロケット弾が発射されたことを受けて、11日間にわたってガザ地区を空爆した。

ハマスは、イスラエルの治安部隊がアル・アクサに突入したことを受けて行動を起こしたとしている。

5月21日の停戦以降、ガザの復興は停滞しているが、これは2007年にハマスがガザを実効支配して以来、イスラエルがガザに対して維持している厳しい封鎖が一因となっている。

木曜日、イスラエルはガザの貧しいパレスチナ人がカタールからの資金を受け取ることを許可すると発表した。しかし、その他の制限は残っている。

2018年、ガザの人々は、イスラエルの封鎖を終わらせ、ユダヤ人国家樹立に伴い土地を追われたパレスチナ人が自らの土地に戻る権利を要求する抗議運動を始めた。

1年以上にわたる期間でイスラエルに殺害されたガザのパレスチナ人が約350人となる中、ハマスが支援するしばしば暴力的な週に一度のデモは下火になっていた。

AFP