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イエメン軍との衝突でフーシ派140人死亡

紅海沿岸の港湾都市ホデイダを、イランが支援するフーシ派から奪取するための攻撃のさなか、イエメンの戦闘員が武装ピックアップトラックや装甲車とともに道路脇に集まっている。(資料写真/AFP)
紅海沿岸の港湾都市ホデイダを、イランが支援するフーシ派から奪取するための攻撃のさなか、イエメンの戦闘員が武装ピックアップトラックや装甲車とともに道路脇に集まっている。(資料写真/AFP)
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03 Sep 2021 04:09:45 GMT9
03 Sep 2021 04:09:45 GMT9
  • フーシ派がマアリブ市南部にある親政府派の陣地を攻撃したときに今回の衝突は起きた
  • イエメン南部にある同国最大の空軍基地が攻撃された後、戦闘が行われた

サイード・アル・バタティ

ムカッラー:イエメン中部マアリブ県で2日、イランが支援するフーシ派とイエメン政府軍が激しく衝突し、フーシ派の戦闘員が少なくとも140人死亡した。軍当局者らがアラブニュースに伝えた。

激しい戦闘が5日間続き、今回の犠牲者は出た。フーシ派は防御を突破してマアリブ市を占拠しようとして政府の陣地への攻撃を強めた。

アラブ連合軍の戦闘機の支援を受けて、政府軍は今回の攻撃を防ぐことに成功した、とイエメン軍当局者らは述べた。

イエメンのアブドラッボ・マンスール・ハーディ大統領は、革命思想を広めてイエメンの安全を危険にさらそうとするイランの企てに対抗すると誓っている。

今回の激化は先月28日、フーシ派によるマアリブへの進攻で始まった。戦闘がこの24時間絶え間なく続いたことに加え、敵の数十の増援部隊や設備を標的にしたアラブ連合軍の戦闘機が41回以上出撃し、フーシ派は大きな損失を被った。

イエメン軍の軍事メディアのディレクターであるヤヒヤ・アル・ハテミ氏は、アラブニュースに対し、「今回の戦闘は過去5年間で最も攻撃的だった。イエメン軍は全ての攻撃を押し返した」と話した。

アラブ連合軍の戦闘機が1日、フーシ派数十人を乗せた車両6台を破壊した、と同氏は述べた。「空爆で死んだフーシ派を数えたら、その数は140を超えるだろう」

親政府派のツイッターアカウントは、マアリブ県のヘラン、アル・マシュジャ、ラハバ、アル・カサラの4地区の山岳地帯の戦場に横たわる数十体のフーシ派の死体の生々しい画像を投稿した。もっと多くの負傷者がいると見られている。

多数の死傷者を出しながらも、フーシ派は2月以降、石油資源の豊富なマアリブ市を占拠しようとしている。マアリブ市はイエメン北部にある、イエメン政府の最後の拠点だ。

地元援助団体と国際援助団体は、フーシ派がマアリブを攻撃することで、数万人の国内避難民が重大な危険にさらされ、相次ぐ強制移住が引き起こされる可能性がある、と繰り返し警告している。

イエメン内戦が始まって以来、平和と安定を享受してきたマアリブ市には、故郷での戦闘やフーシ派の弾圧から逃れた100万人以上の人々が避難している。

イエメン全土で避難キャンプを運営する政府機関は2日、フーシ派による無差別砲撃により、多くの家族がラハバの村から避難することを余儀なくされていると明らかにした。

ハディ氏は1日、イラン政府が「イエメンと地域の安全と安定を揺るがし、イランの実験を押し付けるための道具として」フーシ派を利用していると非難した。

2012年の初めに政権を握って以来、ハディ氏は、イランがフーシ派に最新兵器、軍事的ノウハウ、資金を提供し、イエメンの問題に介入していると非難している。

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