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コロナ感染者の急増でシリアの病院が逼迫
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02 Oct 2021 01:10:37 GMT9
02 Oct 2021 01:10:37 GMT9
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- 感染者数は全国で急増しているが、最新の感染の波による被害が最も深刻な地域は、いまだに政府の支配が及ばない北部地域であるようだ
ベイルート：当局が30日にAFP通信に語ったところによると、シリアではここ数週間、コロナ感染者が危機的なレベルにまで急増しており、医療施設が収容能力の限界に達して対処できなくなっているという。
シリアでの10年に及ぶ紛争の被害を最も受けた地域では、医療インフラが不十分で、基本的な医療品やワクチンも不足している。
感染者数は全国で急増しているが、最新の感染の波による被害が最も深刻な地域は、いまだに政府の支配が及ばない北部地域であるようだ。
300万人以上の住民のうち約半数が紛争で避難したイドリブ地域では、1日の感染者数が急激に増えており、現在では1日当たり1000人を超すこともある。
NGO団体のセーブ・ザ・チルドレンは、「8月から9月にかけて、シリア北西部で確認された新型コロナの感染者数は、9月28日時点で144％増の7万1715人となり、1151人が死亡した」と発表した。
同団体は、この地域全体で集中治療室にはわずか12病床しか残されていないと述べ、さらなる惨事を防ぐために緊急の国際支援を呼び掛けている。
「コロナによる死者は1人でも多過ぎると言えますが、赤ちゃんや17歳の子まで亡くなったと聞くのは大変つらいことです」と同NGOのシリア担当責任者であるソニア・クシュ氏は述べた。
「世界は目を逸らしてはいけません」と彼女は述べた。
感染者数は、クルド人自治政府が主に支配しているシリア北東部や政府が支配する地域においても増加している。
シリア保健省は先週、ダマスカスと主要港湾都市ラタキアの病院が収容能力の限界に達したと発表した。
AFP
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