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スーダン政府を批判する数千人規模の親軍派によるデモ

2021年10月16日、ハルツームの大統領官邸の外で、暫定政府の解散を求めるスーダンのデモ参加者。(AFP)
2021年10月16日、ハルツームの大統領官邸の外で、暫定政府の解散を求めるスーダンのデモ参加者。(AFP)
2021年10月16日、ハルツームの大統領官邸の外で、暫定政府の解散を求めるスーダンのデモ参加者。(AFP)
2021年10月16日、ハルツームの大統領官邸の外で、暫定政府の解散を求めるスーダンのデモ参加者。(AFP)
2021年10月16日、ハルツームの大統領官邸の外で、暫定政府の解散を求めるスーダンのデモ参加者。(AFP)
2021年10月16日、ハルツームの大統領官邸の外で、暫定政府の解散を求めるスーダンのデモ参加者。(AFP)
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17 Oct 2021 05:10:20 GMT9
17 Oct 2021 05:10:20 GMT9
  • 10月16日のデモは自由と変革勢力(FFC)の分派が組織した
  • FFCは、バシール元大統領に対する抗議活動の先頭に立ち、暫定政府で重要な位置を占める市民連合だ。

ハルツーム:10月16日、数千人の親軍派スーダン市民が街頭デモに参加し、暫定政府は政治的にも経済的にも「失敗」したとして、同政府の解散を要求した。

このデモは、20年に及ぶオマル・アル・バシール元大統領の強権支配からの困難な移行の舵取りをする派閥間の対立で混乱する、スーダンの政治状況を反映している。バシール元大統領は2019年4月に大規模な抗議活動に遭い、軍によってその座を追われた。

16日のデモは、バシール元大統領に対する抗議活動の先頭に立ち、暫定政府で重要な位置を占める、自由と変革勢力(FFC)の分派が組織した。

ハルツーム中心部の大統領官邸近くでデモに参加していた50歳のアッブード・アハメド氏は、「私たちには軍事政権が必要だ。現在の政府は公正と平等を実現できなかった」と語った。

国営スーダン通信(SUNA)によると、デモ参加者はハルツーム郊外と近隣州からトラックで乗り込んできた。
評論家は、デモにはイスラム主義者と軍が支配していたバシール政権の支持者が参加したと述べている。

横断幕には「政府の解散」と書かれていた。デモ参加者は「1つの軍、1つの国民」「軍なら国民にパンを与えてくれる」とシュプレヒコールをあげた。
「私たちは平和的な抗議活動として行進している。軍政を望んでいる」と主婦のエナム・モハメド氏は語った。

15日、アブダッラー・ハムドゥーク首相は、暫定政府は「最悪かつ最も危険な」危機に直面している、と警告を発した。

FFCの主流派は、「現在の危機は政府が解散しようがしまいが関係ない」と述べた。

「デモは一部の政党が革命勢力を打倒するために画策したもので、旧体制の残党が復活する道筋を開こうとしている」
この数カ月、燃料補助金の大幅削減やスーダン・ポンドの管理フロート制への移行など、IMFが支援する過酷な包括的経済改革のために、暫定政府への支持は低下している。

スーダン東部では9月以降、デモ参加者がポートスーダンの主要ハブ経由の貿易を遮断し、混乱を引き起こしている。

9月21日、政府は、軍将校とバシール政権に関係する民間人が関与したとするクーデターを阻止したことを発表した。

AFP

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