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イラン核協議の日程が決定

2021年10月14日、テヘランでEUのエンリケ・モラ特使(写真には写っていない)と会談するイランのアリ・バゲリ副外相(C)。(イラン外務省、AFP提供)
2021年10月14日、テヘランでEUのエンリケ・モラ特使(写真には写っていない)と会談するイランのアリ・バゲリ副外相(C)。(イラン外務省、AFP提供)
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18 Oct 2021 03:10:33 GMT9
18 Oct 2021 03:10:33 GMT9

アラブニュース

  • 欧州連合(EU)のジョセップ・ボレルス外交安全保障上級代表は今週末、イランの指導者と会う用意があると語った
  • 2015年の核合意は、米国による離脱とドナルド・トランプ大統領による制裁の再開を受け、2018年に撤回された。

ジェッダ: 2018年に撤回されたイラン核合意の復活に向けた協議が今週再開される予定であると、イランの国会議員2人が日曜日に語った。

アフマド・アリレザベイグイ議員は、ホセイン・アミール・アブドラヒアン外務大臣との私的な会合の後、「4+1グループとの協議は木曜日にブリュッセルで再開される」と述べた。またイランのベフルーズ・モヘビ・ナジマバディ議員も、「今週中に」協議が再開される見通しであると述べた。

「4+1グループ」は、国連安保理常任理事国であるイギリス、中国、フランス、ロシアの4か国と、ドイツで構成されている。同グループは、2015年の「包括的共同行動計画(JCPOA)」をめぐって4月にウィーンでイランとの交渉を再開している。共同包括行動計画は、世界の大国がイランへの経済制裁を解除することと引き換えに、イランが核開発を抑制するという内容の合意である。

同協定は米国による離脱とドナルド・トランプ大統領による制裁の再開を受け、2018年に撤回された。イランは協定に定められたウラン濃縮に対する制限を破ることでこれに対応した。

トランプ大統領の後継者であるジョー・バイデン大統領は、協定の復活に意欲を示しており、ウィーンでの協議に米国も間接的に参加している。しかし、イランが協定を遵守するか、米国が制裁を解除するか、どちらが先に譲歩するかを巡って膠着状態となり、6月以降、協議は中断していた。また、サウジアラビアをはじめとする湾岸諸国の米国の同盟国は今回の合意について、イランの弾道ミサイルや同国の地域での悪質な行動などのより大局的な問題に対処していないとして、懸念を表明している。

欧州連合(EU)のジョセップ・ボレルス外交安全保障上級代表は今週末、イランの指導者と会う用意があると語った。「目標は依然として、可能な限りウィーンでの交渉を再開することに変わりありません」と同氏のスポークスマンは語った。

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