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ガザ地区で初のコロナのオミクロン株感染が検出される

2020年3月18日、ガザ市のアル・シャティ難民キャンプにある国際連合パレスチナ難民救済事業機関の学校で、防護マスクとゴーグルを身に着けたパレスチナの医療従事者の姿が捉えられた。(AFP通信)
2020年3月18日、ガザ市のアル・シャティ難民キャンプにある国際連合パレスチナ難民救済事業機関の学校で、防護マスクとゴーグルを身に着けたパレスチナの医療従事者の姿が捉えられた。(AFP通信)
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27 Dec 2021 04:12:09 GMT9
27 Dec 2021 04:12:09 GMT9
  • 人口220万人のガザでは、18万9837人の新型コロナ感染と、1691人の死亡が記録されている

ガザ:パレスチナ保健省は26日、ガザ地区で初の新型コロナのオミクロン変異株感染を確認したと発表した。

感染者はガザの住人で、沿岸部にあるガザ地区内で感染したと、同省の職員マジディ・ダイル氏が記者会見で語った。

これは、先月アフリカ南部と香港で初めて確認されたこの変異株がガザにも存在し、現在人々の間で感染が広がっていることを意味するとダイル氏は述べた。

感染者が見つかったことは、飛び地であるガザの十分発達していない医療システムに新たな課題をもたらしている。

「我々は困難な時期に差し掛かっている。オミクロン変異株は急速に拡大することが予想される」と、同氏は記者団に語った。

人口220万人のガザでは、18万9837人の新型コロナ感染と、1691人の死亡が記録されている

ダイル氏は、既にワクチン接種を受けた人の割合を約40%と見積り、ガザの人々に対して、接種を受けるよう促した。

イスラエル占領下のヨルダン川西岸地区では、12月16日にパレスチナ人の間で3例のオミクロン変異株感染が検出され、以降、人口310万人の間で23例にまで増加していると、パレスチナの保健当局は発表した。

これとは別に、イスラエルのナフタリ・ベネット首相は、14歳の娘がコロナウイルスの検査で陽性となったことを受けて、自宅隔離に入ったと、首相官邸が発表した。

ベネット首相は、新型コロナのPCR検査の結果を待っている。

ベネット首相は、娘が検査で陽性になったことを知り、週次閣議を退席し、自宅へと向かった。これは、オミクロン株によりイスラエルで急速に感染が拡大する中での出来事だ。

首相の娘は新型コロナのワクチンを接種済みだと、首相官邸は述べている。

オミクロン株と、同じくイスラエルで流行しているデルタ株のどちらに感染したのかについては明らかにしなかった。

閣議が始まる前に、8月20日にワクチンの追加接種を受けているベネット首相と、政府の他の閣僚らは迅速抗原検査を受け、結果は陰性となった。

ベネット首相は、イスラエル国民に国外渡航の計画を中止してオミクロン株の感染拡大の阻止に協力するよう呼び掛けたにも関わらず、妻と子どもたちが今月初めに休暇で海外に出かけたことを受けて、国民の批判を招いた。

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