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イラクで捜索中に民間人が死亡後、調査が開始

2021年12月29日、バグダッドのタハリール広場で行われた象徴的な意味をもつ葬儀で、元軍事同盟ハシュド・アル・シャアビのイラク治安部隊の隊員が警備に当たる。(ファイル/AFP通信)
2021年12月29日、バグダッドのタハリール広場で行われた象徴的な意味をもつ葬儀で、元軍事同盟ハシュド・アル・シャアビのイラク治安部隊の隊員が警備に当たる。(ファイル/AFP通信)
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31 Dec 2021 05:12:15 GMT9
31 Dec 2021 05:12:15 GMT9

イラク治安部隊は木曜日、テロ容疑で告発された2人の容疑者を追跡中に、複数の民間人が死亡した事件について調査を行うと、公式発表を通じて述べた。

今回の発表に先立ち、イラクの自宅に立てこもった指名手配犯が、少なくとも12人の親戚(多くは子ども)を殺害したと、3人の治安部隊関係者がAFP通信に語った。犯人は木曜日に自殺した。

ある治安部隊関係者は、AFP通信の取材に次のように語った。今回の悲劇は、バグダッドのすぐ南にある中部バビロン県のアル・ラシャイド村で起こった。事件の直前、特殊部隊と情報員が「テロで告発された」容疑者の家を急襲する準備をしていたという。

治安部隊の声明によると、同部隊は「テロリズムで告発された2人の人物を追っていた」が、「犯人は取り囲まれた後、(治安)部隊に向かって無差別に発砲した」という。

国営イラク通信(INA)は、「住宅内に潜伏していた指名手配犯」を逮捕するために、作戦が実施されたと報じた。また「住宅の所有者が、治安部隊に向けて発砲した」と述べた。

「住宅に入った部隊は、20人の民間人を含む所有者の家族全員が死亡していることを発見した。住宅の所有者は降伏を拒否していた」とINAは報じている。

情報機関関係者はAFP通信に対し、同容疑者は「イスラム国」グループの一員であると語った。

イラク政府は2014年に同国北部と西部の大部分を同グループが制圧した後、2017年にISに対する勝利を宣言している。

特に北部ではわずかながらもISの反乱が続いており、長年の戦乱と不安で傷ついたイラクに安定を取り戻そうとする取り組みの妨げとなっている。

また、イラクの南部と中部は重要な麻薬密売ルートであり、治安部隊は取り組みを強化している。

イラクでは長年にわたり、麻薬が広く販売・使用されてきた。

AFP通信

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