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スーダンで国連の危機解決策に対する抗議デモ

先月のクーデターを踏まえた軍事政権に反対するデモ。2022年1月24日、スーダン・ハルツームで撮影。(ロイター通信)
先月のクーデターを踏まえた軍事政権に反対するデモ。2022年1月24日、スーダン・ハルツームで撮影。(ロイター通信)
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27 Jan 2022 10:01:50 GMT9
27 Jan 2022 10:01:50 GMT9
  • 先月の抗議活動中に頭部を銃で撃たれた18歳のデモ参加者が水曜日に死亡した

ハルツーム:水曜日、スーダンで親軍派による数千人規模の抗議デモが行われた。クーデターから3ヶ月が経過した同国の政治的危機解決に向けた国連の提案に反対してのことだ。

デモ参加者は、国連スーダン統合移行支援ミッション(UNITAMS)のハルツーム事務所の前に集まった。UNITAMSは今月、スーダンの異なる派閥との協議を開始した。

彼らは「国連を倒せ(Down, down UN)」と書かれた横断幕や、国連の特別代表フォルカー・ペルテス氏に対し「国に帰れ」と書いた横断幕を掲げた。

「私たちの国に外からの干渉は求めていない」と、デモ参加者の一人、ハメッド・アル・バシール氏は話した。

1月10日、ペルテス氏は、協議の目的は「スーダンの人々が現在の危機から抜け出すための合意に達するよう支援すること」だと述べ、同時に「国連は解決のための計画や草案、ヴィジョンは打ち出していない」と付け足した。

水曜、UNITAMSは抗議デモ参加者が事務所の外に集まり、スーダンを去るように求めていると発信した。

「我々は集会と表現の自由を擁護する。デモの代表団を敷地内に受け入れる意志を伝えたが、その申し出は拒否された」と、UNITAMSはTwitterに投稿した。

スーダンでは、10月25日のアブデル・ファタ・アル・ブルハン将軍による軍事クーデター以降、文民統治を求める抗議活動に対する激しい弾圧が国を揺らがせている。

直近の軍事クーデターにより、2019年に長年、独裁者としてスーダンを支配してきたオマル・バシール氏の失脚後、慎重に交渉が続けられてきた軍と民間の権力分担と移行のプロセスは頓挫することとなった。

クーデター後にアル・ブルハン氏が自ら議長となって設立した統治評議会は、米国、英国、隣国のエジプト、UAE、サウジアラビアに対してと同様に、国連主導の対話を歓迎している。

スーダンの主要市民団体、「自由と変革のための勢力(The Forces for Freedom and Change)」も、「民主的な権力移行を再開するための」協議であれば参加するという意志を表明している。

水曜日の記者会見で、FFCのリーダー、オマル・アル・デギール氏は、「スーダンの人々がクーデター撤回への要求を達成できるよう」、国際社会に対して支援を呼びかけた。

UNITAMSの政治担当ディレクター、ステファニー・コーリー氏は、以前、次のように述べている。「#スーダンの政治的プロセスのための協議における現段階での我々の役割は、スーダンの利害関係者の声を聞くこと、彼らの意見に積極的に耳を傾け、彼らのヴィジョンや提案を記録すると保証することだ」

スーダン医師中央委員会によれば、先月の抗議活動中に頭部を銃で撃たれた18歳のデモ参加者が水曜日に死亡したという。

彼の死によって、反クーデターデモに対する弾圧で殺害された人数は77名になった。死亡者の中には、他にも頭部を撃たれて亡くなった者がいると医師団は報告した。

AFP

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