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シリア政権によるイドリブへの砲撃で女性2人と子供2人を含む6人が死亡

反政府勢力が支配するイドリブ県のマーラート・アル・ナアザンで犠牲者を悼むシリア人たち。(AFP)
反政府勢力が支配するイドリブ県のマーラート・アル・ナアザンで犠牲者を悼むシリア人たち。(AFP)
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13 Feb 2022 05:02:19 GMT9
13 Feb 2022 05:02:19 GMT9
  • アルカイダのシリア支部であったハヤト・タハリール・アル・シャムは、この地域の約半分と近隣の県の一部を同盟組織と共に支配している。

マーラート・アル・ナアザン:シリア最後の反政府勢力の拠点であるイドリブ県で土曜、シリア政権の砲撃により、女性や子どもを含む6人の民間人が死亡したと、戦争監視団が述べた。

現場にいたある写真家が、政権支配地域に近いマーラート・アル・ナアザンの破壊された家から、数人の遺体が運び出されるのを目撃したと報告した。

「破裂弾が民間人の家に落ちた」と、シリア人権監視団は述べた。英国に本拠を置く同監視団は、この戦禍の国の現場に情報源のネットワークを持つ。

同監視団によれば、死亡者の中には女性2人と子供2人が含まれており、いずれも同じ家族だったという。その他にも負傷者が出ている。

砲撃はグリニッジ標準時11時30分頃に始まり、その後も断続的に続いた。

監視団によると、シリア政権とその同盟国であるロシアは、2011年の戦争開始以来、定期的に病院や民間人地区を標的にしてきた。トルコと国境を接するイドリブ地方には約300万人が住んでおり、ダマスカスの政権に対抗するための最後の拠点の1つとなっている。

アルカイダのシリア支部であったハヤト・タハリール・アル・シャムは、この地域の約半分と近隣の県の一部を同盟組織と共に支配している。

シリア内戦では、少数勢力を一掃するための数カ月に及ぶ軍事作戦によって戦争開始以来最悪の虐殺が懸念されたが、その後、2020年3月に停戦協定が結ばれた。政権と反政府勢力のそれぞれの主な支援者であるロシアとトルコが仲介したこの協定は、散発的な戦闘はあったものの、締結以来おおむね守られている。

しかし、ダマスカスの政権は6月以降、イドリブ南部への攻撃を強めていた。

監視団によれば、シリア内戦ではこれまでに約50万人が死亡し、数百万人が難民となっている。

AFP

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