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トルコがリビアに対し、新たな衝突につながる手段の回避を要請

リビアでは、東部を拠点とする議会がアブドゥルハミード・ドベイバ暫定首相に対抗してファティ・バシャガ氏(左)を首相に指名して以来、政権の対立が続いている。(AFP)
リビアでは、東部を拠点とする議会がアブドゥルハミード・ドベイバ暫定首相に対抗してファティ・バシャガ氏(左)を首相に指名して以来、政権の対立が続いている。(AFP)
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24 Mar 2022 05:03:04 GMT9
24 Mar 2022 05:03:04 GMT9
  • リビアの政治危機は、予定されていた12月の選挙が崩壊して以来、激化している

アンカラ:トルコが、行政権の支配をめぐる危機の真っ直中にあるリビアに対し、紛争の再燃につながるかもしれないあらゆる手段を控えるように要請し、当局が民主的なプロセスに従うことを求めた。

リビアの政治危機は、予定されていた12月の選挙が崩壊して以来、激化している。この選挙は、2011年に勃発したNATOの支援による反乱の後、混乱と戦争が長年続いてきた同国を再統一するための和平プロセスの一環として、計画されていた。

トルコは、国際的に認められていたリビアの前の国民合意政府に軍事支援と訓練を提供し、ハリファ・ハフタル氏が率いるリビア東部軍が数ヶ月にわたって行った首都トリポリへの攻撃を撃退する手助けをしてきた。現在も、リビアに軍人とシリア人民兵を駐留させている。

アンカラはこの和平プロセスを支持してきたが、2つの対立する政府が作られたことを受けて起こった最新のリビアの混乱以降、ほとんど沈黙を維持してきた。

トルコの国家安全保障会議(MGK)は、水曜にタイップ・エルドアン大統領を議長として約4時間開かれた会議の後の声明で、「大きな犠牲を払って達成されたリビアの平穏」は、和平へのチャンスであると述べた。

MGKはリビアの関係当事者らに、「新たな衝突を引き起こす可能性のある手段を控える」ように求め、同国の当局に対し、「持続的な平和と安定を実現するために、合法性に基づく民主的なプロセスに従う」ことを要請した。
アンカラが支持する国民統一暫定政府は、選挙の準備を監督し、分裂した国家諸機関を再統一するために、昨年設置された。

選挙が崩壊した時に、トブルクを拠点とする東部の代表議会は、政府の任期が切れたとして新政権を指名し、来年の選挙を設定した。

しかし、統一政府の首相は、選挙が終わらなければ政権を手放さないと述べており、それぞれの勢力を支持する武装部隊がトリポリ周辺に動員され、再び紛争や領土の分断が起こる懸念が生じている。

新たな選挙の日程は決まっていない。

ロイター

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