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中東和平のためにはパレスチナ人の参加が必須 アブドッラー・ヨルダン国王がイスラエル大統領との会談の中で

2022年3月30日、それぞれの政府関係者と共に会談するヨルダンのアブドッラー2世国王(右)とイスラエルのアイザック・ヘルツォーク大統領(Jordanian Royal Palace/AFP)
2022年3月30日、それぞれの政府関係者と共に会談するヨルダンのアブドッラー2世国王(右)とイスラエルのアイザック・ヘルツォーク大統領(Jordanian Royal Palace/AFP)
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31 Mar 2022 08:03:32 GMT9
31 Mar 2022 08:03:32 GMT9
  • パレスチナ・イスラエル紛争は長く続き過ぎたと、アブドッラー国王が語った

アラブニュース

ドバイ:ヨルダンのアブドッラー国王は、イスラエルのアイザック・ヘルツォーク大統領との会談の中で、地域の平和と繁栄のためにはパレスチナ人の参加が必要であることを強調した。

訪問中のイスラエルの指導者とアルフセイニヤ宮殿で会談する中、アブドッラー国王は、協力と経済統合はこの地域に利益をもたらすが、その過程では「パレスチナ人も参加するべきで、パレスチナ人の参加は必須である」と述べた。またそのためには、地域の平穏を保ち、和平の見通しに影を落とすような一方的措置はすべて止めるべきであるとも述べた。

国営ペトラ通信によると、アブドッラー国王はパレスチナ・イスラエル紛争が長く続き過ぎたとし、それによって引き起こされた暴力が人々に過度の苦痛をもたらし、過激主義をあおってきたと語った。

国王はまた、ヘルツォーク大統領の訪問が、「公正かつ永続的平和の達成と、すべての人々に好機となる未来の構築」をもたらす方法を前進的に話し合う良い機会であると語った。

国王は、イスラム教徒が、特にイスラム教の聖なる月ラマダン中、ハラム・アッシャリーフにあるアルアクサ・モスクに立ち入ることを妨害する措置はすべて回避する必要があることを再確認し、エルサレムとその聖地の法的および歴史的現状を維持する必要性を強調した。

イスラエルは、ヨルダンが東エルサレムにあるイスラム教徒の聖地を管理することを認めている。東エルサレムは1994年の和平協定の下、1967年以来イスラエルが実効支配するエルサレムのパレスチナ人居住地である。

イスラム教徒にはハラム・アッシャリーフ、あるいは聖域として知られ、またユダヤ人には神殿の丘として知られるこの聖地には、黄金の岩のドームやアルアクサ・モスクがある。

イスラエル大統領は、ヨルダン国王のイスラム教徒に対する宗教的権利行使の呼びかけを同様に述べ、イスラム教徒の聖地立入りに関する2国間の話し合いに言及した。

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