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イスラエルが首都ダマスカス近郊を攻撃 シリア

ミサイルは午前0時過ぎにイスラエル北部から発射され、その大半は撃墜された。(AFP/資料)
ミサイルは午前0時過ぎにイスラエル北部から発射され、その大半は撃墜された。(AFP/資料)
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27 Apr 2022 03:04:37 GMT9
27 Apr 2022 03:04:37 GMT9
  • ダマスカス近郊への攻撃に関するイスラエル軍からの声明は発表されていない

ダマスカス(シリア):シリア国営メディアによると、水曜日の早朝に同国の首都ダマスカス近郊の軍事拠点に向けて数発の地対地ミサイルがイスラエルから発射され、シリアの防空システムが作動した。死傷者の数は明らかにされていない。

匿名のシリア軍関係者は国営メディアのインタビューで、ミサイルは午前0時過ぎにイスラエル北部から発射され、その大半が撃墜されたと述べ、軍が「攻撃による影響」を調査中であるとした。

この攻撃の数時間前、イスラエル軍は、火曜日に同軍の無人機がシリア国境で墜落したと述べ、この件に関する調査が開始されたと発表していた。

英国に拠点を置く反体制派の監視組織「シリア人権監視団」は、シリア首都の南端にあるダマスカス国際空港付近および郊外の複数の地域がミサイルによる攻撃を受けたと発表した。同監視団によると、これらの地域では、シリア軍の拠点と親イラン派の戦闘員が攻撃を受けた。

ダマスカス近郊への攻撃に関するイスラエル軍からの声明は発表されていない。

シリアでは4月14日にも、ダマスカス近郊のシリア軍の拠点に数発のミサイルが撃ち込まれている。

イスラエルはここ数年で、シリアを標的とした数百回の空爆を実施しているが、これらの軍事作戦をほぼ認めておらず、発言もほとんどない。
しかし、シリアに戦闘員を派遣しているレバノンのヒズボラをはじめとした親イラン派武装組織の基地を攻撃していることは認めている。また、それらの武装組織向けと思われる武器輸送も攻撃しているという。

イスラエルは、シリア国内の施設や武器への攻撃について、同国の北側の国境地帯におけるイランの存在は、超えてはならない一線だとして正当化している。

AP

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