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サウジアラビア外相は、ロシア・ウクライナ戦争に関して湾岸諸国は結束していると述べた

6月1日リヤドで、戦略的対話のための第5回GCC-ロシア合同閣僚会議が開催される。(提供画像)
6月1日リヤドで、戦略的対話のための第5回GCC-ロシア合同閣僚会議が開催される。(提供画像)
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02 Jun 2022 01:06:51 GMT9
02 Jun 2022 01:06:51 GMT9
  • 地域の安全保障とイランの活動に対する懸念が、この結束に大きく繋がっているとファイサル王子は述べた
  • ラブロフ露外相:GCC諸国(湾岸協力会議)は、モスクワに制裁を課さないと確約している

モハメッド・アル・スラミ、ラマ・アルハマウィ

リヤド:サウジアラビアの外務大臣であるファイサル・ビン・ファルハーン王子によると、ロシアとウクライナの紛争問題に関して、湾岸諸国は結束していると述べた。

「湾岸諸国として、ロシアとウクライナの危機に関する我々の姿勢は一致している」と、水曜日に開催された湾岸協力会議第152回閣僚理事会の開会式で、彼は述べた。

「今日、我々はロシアとウクライナの閣僚と2つの有意義な会談を行い、その中で、ロシア・ウクライナ危機と、それによってもたらされる好ましくない結果、すなわち被害を受ける国と世界の食糧安全保障に関する我々の一致した姿勢を表明した」

より身近なところでは、地域の安全保障とイランの活動に対する懸念が、この結束に大きく繋がっていると彼は付け加えた。

「地域の安全保障の基礎を築くことは、この結束を支える最も重要な柱の1つであるが、それに関して我々は大きな課題に直面しており、我々の利益を育むための国際関係において、共通の取り組みに至るための緊密な調整が必要だ」と、ファイサル王子は述べた。

「これらの課題の中心は、イランの核開発計画や、民兵の武装化、テロ支援、そして、地域における不安定化した行動である。だからこそ、イランとの対話や交流は、平和、協力、国際的な正当性と善隣性の原則への遵守を求める湾岸諸国の一致した姿勢に基づくべきであり、それによって、パートナーシップと経済多様化プロジェクトを支援する安定した地域環境の中で、開発計画の達成に向けて協力することができるようになる」

彼はまた、次のように付け加えた。「兄弟国であるイエメンの安定化は、湾岸機構とアラビア半島の安全保障に不可欠な要素である。そのため、GCC諸国(湾岸協力会議)はイエメンの安定と安全を取り戻し、その団結と主権を維持するために、イエメン大統領指導者評議会の目標を達成し、その支援組織に与えられた役割を遂行させるためのあらゆる支援の手段を提供することを強調する」

「我々は、イエメンの危機を終わらせるために包括的な政治的解決に至ることを目指しており、イエメン特使を中心とした国連の努力への支持を改めて表明する」

「我々は今日の会談で、我々の国の安全と安定に貢献し、より良い未来に向けた人々の願いを実現するために努める」

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、西側諸国は米国を中心とした一国主義の世界を形成しようとしていると述べた。水曜日にリヤドでGCC諸国(湾岸協力会議)の外務大臣と非公開の会談を行った後の記者会見で、彼はまた、西側諸国がロシアの安全を脅かすためにウクライナを後押ししていると非難した。

ラブロフ外務大臣は、GCC諸国(湾岸協力会議)はロシアと欧米の対立の本質を理解しており、湾岸諸国が欧米諸国と一緒になってモスクワに制裁を加えることはないという確約を得たと述べた。

また、欧米諸国はロシアに対する行為によって国連憲章に違反していると非難し、ウクライナからの重火器の撤収を求めた。

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