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シリアのクルド人、ロシアとイランにトルコの攻撃阻止を要請

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17 Jul 2022 10:07:43 GMT9
17 Jul 2022 10:07:43 GMT9
  • ロシア、トルコ、イランは近年、中東の国で11年以上続いた紛争を終結させるため、いわゆる「アスタナ会合の和平プロセス」の一環として、シリアに関する協議を続けている

ハサカ:シリアで米国が支援するクルド人部隊の司令官は、シリアでの首脳会議を前に、ロシアとイランに対し、トルコがシリア北部で新たな攻撃を開始するのを阻止するよう要請した。

トルコのエルドアン大統領は、7月19日火曜日にロシアとイランの首脳と会談し、シリアについて話し合う予定だが、トルコに対し反乱を起こすクルド人戦闘員に対して、近いうちにシリアで新たな攻撃を開始するかもしれないと警告している。

その中には、米国が支援するクルド人民防衛隊(YPG)も含まれ、ダーイシュに対する国際連合で重要な役割を担っている。

YPGと連携するシリア民主軍(SDF)のマズルーム・アブディ総司令官は、国際連合が「脅威を終結させるには不十分」な「弱い」立場をとっていると非難した。

アブディ氏によれば、ロシアとの交渉の結果、クルド人勢力はシリア政権に対しシリア北部のコバネやマンビジュなどのクルド人支配地域への部隊の増援を認めたという。

ロシア、トルコ、イランは近年、中東諸国で11年以上続いた紛争を終結させるため、いわゆる「アスタナ会合の和平プロセス」の一環として、シリアに関する会談を行っている。

イランのイブラヒム・ライシ大統領は、火曜日にエルドアン大統領とロシアのウラジミール・プーチン大統領を迎え会談を行うことになっている。

2016年以降、トルコは隣国シリアにおいて、クルド人民兵だけでなくダーイシュやシリアのアサド大統領に忠実な勢力を標的にした攻勢を立て続けに開始した。

シリア政府は、トルコの新たな侵略の脅威を繰り返し非難しており、エルドアン大統領がシリア国内にいわゆる「安全地帯」を作ろうとしているのは、シリアの結束に対する攻撃であるとしている。

SDFは、トルコ政府による侵攻は、シリア北東部の過激派「ダーイシュ」と戦う取り組みを弱体化させると警告している。

AFP

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