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イスラエル首相、国境を訪問中にヒズボラに警告

首相官邸で行われた閣議で発言するイスラエルのヤイール・ラピード首相。2022年7月17日、エルサレム。 (AP/ファイル)
首相官邸で行われた閣議で発言するイスラエルのヤイール・ラピード首相。2022年7月17日、エルサレム。 (AP/ファイル)
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20 Jul 2022 03:07:11 GMT9
20 Jul 2022 03:07:11 GMT9
  • 今回の訪問は、2006年の1ヶ月におよぶ戦争をイスラエルと戦った重武装勢力ヒズボラとの緊張が高まる中で行われた

エルサレム:イスラエルの新首相は火曜日、レバノンとの国境を予告なしで訪問し、レバノンの武装勢力ヒズボラによる「容認できない」攻撃に対して厳しい軍事的対応を取ると警告した。

今回の訪問は、2006年の1ヶ月におよぶ戦争をイスラエルと戦った重武装勢力ヒズボラとの緊張が高まる中で行われた。

イスラエルは月曜日、レバノン領内から侵入したドローンを迎撃したと発表した。一方、ヒズボラ指導者は先週、海上国境をめぐる係争がレバノンに有利に解決されない場合には軍事行動をエスカレートさせるとイスラエルに警告した。

7月1日に就任したイスラエルのヤイール・ラピード暫定首相は、「イスラエルはいかなる脅威に対しても対抗する用意がある」と述べた。

「状況がエスカレートすることは望まないが、ヒズボラの攻撃は容認できないものであり、地域全体の状況を不必要にエスカレートさせる恐れがある」

同首相の国境への訪問には、ベニー・ガンツ国防相と軍当局者が同行した。

イスラエルはヒズボラを最も深刻な直接的脅威だと考えており、イランが支援するこの勢力は約15万発のロケットやミサイルをイスラエルに向けていると推定している。

イスラエル軍は今月、同国の天然ガスプラットフォームが最近設置された地中海の海域に向けてヒズボラが発射した無人航空機3機を撃墜したと発表した。

ヒズボラは、係争中の海域に向けて非武装ドローン3機を発射したことを認めた。

このドローン発射は、米国が仲介している、天然ガスが豊富な海域の海上国境をめぐるイスラエルとレバノンの交渉に対して影響を与えようとするヒズボラの試みであるとみられる。

ヒズボラ指導者は先週、レバノンは自国の領海で石油・天然ガスを採掘することが可能であるべきだと述べ、ドローン発射は「状況が向かい得る方向へのほんの始まりにすぎない」と警告した。

AP

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