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フーシ派が拉致したモデルをサヌアの監獄で拷問

フーシ派は昨年初めにモデルのエンテサール・アル・ハマディさんを友人とともにサヌアの路上で捕らえた後、彼女を拉致した。(ソーシャルメディア)
フーシ派は昨年初めにモデルのエンテサール・アル・ハマディさんを友人とともにサヌアの路上で捕らえた後、彼女を拉致した。(ソーシャルメディア)
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27 Jul 2022 04:07:35 GMT9
27 Jul 2022 04:07:35 GMT9
  • このモデルは容疑を強く否認しており、自分はフーシ派への協力を拒否したために拉致されたと指摘している

サイード・アル・バタティ

アル・ムッカラー:イランが支援するフーシ派は拉致したモデルのエンテサール・アル・ハマディさんを残忍に拷問し、サヌアの独房に入れたと、政府関係者が警鐘を鳴らしている。

フーシ派は昨年初めにモデル兼女優のアル・ハマディさんを友人とともにサヌアの路上で捕らえた後、彼女を拉致した。

拉致の後、フーシ派武装組織はアル・ハマディさんを拷問し、処女検査を行い、政治保安刑務所の独房に単独で閉じ込めた。彼女はその後、売春と麻薬に関する罪で5年の禁固刑を言い渡された。

彼女はこの容疑を強く否認しており、自分はフーシ派への協力を拒否したために拉致されたと指摘している。

今週、アル・ハマディさんを監禁するフーシ派のウム・ザイドが彼女を電気ワイヤーで残忍に攻撃し、顔と体に傷を負わせた。彼女がイエメンで広く使用される天然の興奮剤であるカートを噛んでいるのが見つかった後の事だった。

サヌアの情報筋が電話でアラブニュースに語ったところによると、アル・ハマディさんは独房の外で見つかったという。

アル・ハマディさんへの処遇に対し、イエメンの活動家、ジャーナリスト、政府関係者、弁護士の間で非難が巻き起こっており、フーシ派に彼女の即時解放を求める共同の呼びかけが行われた。

イエメン情報大臣のムアンマル・アル・エルヤニ氏は、フーシ派は彼女を「強制失踪させ、心理的・身体的に拷問し」、そして「政治家やメディア関係者を罠にかけるために同派の売春ネットワークに協力することを拒んだ彼女を、不当に5年の禁固刑に処した」と述べている。

アル・エルヤニ氏は、このような状況下で女性に免責を与えるという宗教的・部族的規範を破っているとフーシ派は非難した。

「国際社会、国連、女性への暴力と闘う人権団体に、テロリストのフーシ派武装組織によるイエメンの女性に対する犯罪を非難し、タレントのエンテサール・アル・ハマディさんや強制失踪の被害にあった数百人の人々をただちに無条件で開放するよう同派の指導者らに実効的な圧力をかけることを求める」と同氏はTwitterで述べた。

同様に、数十人のイエメン人活動家、ジャーナリスト、作家、判事、弁護士、学者がソーシャルメディア上で共同請願書を書き、彼女を捕らえているフーシ派による虐待を非難し、彼女の即時開放を要請した。

「彼女はサヌアのフーシ派当局内に支援者や仲介者を持たないために、サヌアの中央刑務所で殴打や厳しく残忍な扱いを受けている...アル・ハマディさんは20代の若い女性であり、年老いた盲目のイエメン人の父と高齢のエチオピア人の母を支える唯一の稼ぎ手である」と請願書には書かれている。

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