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武装勢力フーシ派、国連が仲介した停戦に48時間で230回違反

8月20日までの2日間、イランが支援するフーシ派は、イエメンの軍事拠点を迫撃砲で攻撃し、軍人を狙撃した。(AFPの資料写真)
8月20日までの2日間、イランが支援するフーシ派は、イエメンの軍事拠点を迫撃砲で攻撃し、軍人を狙撃した。(AFPの資料写真)
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23 Aug 2022 08:08:56 GMT9
23 Aug 2022 08:08:56 GMT9
  • 約2340万人のイエメン人(人口の73%)が人道支援に依存している

アラブニュース

ドバイ:武装勢力フーシ派が、国連が仲介した停戦を48時間で230回破った。そのほとんどが、政府の軍事拠点や軍人に対するものだった。イエメンの国営サバ通信が報じた。

8月20日までの2日間、イランが支援するフーシ派は、イエメンの軍事拠点を迫撃砲で攻撃し、ホデイダ、タイズ、ダーリウ、ハッジャ、サーダ、ジャウフ、マアリブに配備された軍人を狙撃した。兵士1人が死亡、11人が負傷した。

一方、地雷対策国家プログラムの責任者であるアミン・アル・ウカイリ中将は、国連の停戦協定は新たに更新されたが、フーシ派が敷設した地雷は雨のせいで特に民間人にとってより危険なものになっていると述べた。

洪水で地雷が新しい地域に押し流され、地雷対策要員が地雷を見つけたり、地雷がある地域を特定したりするのが難しくなっている、とウカイリ氏は述べた。同氏は住民に対し、爆発物である可能性がある不審物を報告するよう呼び掛けた。

一方、アデンの世界食糧計画(WFP)は地元の当局者らと、内戦に苦しむイエメンでの援助物資の分配を改善し、食糧安全保障を推進する方法について協議した。

イエメン内戦が始まって以来、人口の73%に相当する約2340万人のイエメン人が人道支援に依存している。430万人が必需品を手に入れることができずに国内避難民となっていると推測されている。

国連の先の発表によると、国連の人道支援機関はイエメンで「過去最大の資金不足」に直面しており、各国政府やNGOはこれまでのところ、要請した42億7000万ドルのうち12億4000万ドルしか提供していないという。

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