Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 中東
  • イランの治安部隊が追悼者たちに向け発砲

イランの治安部隊が追悼者たちに向け発砲

数千人もの人々が、イランのクルディスタン州にあるマフサ・ アミニさんの故郷、サッゲズのアイチ墓地に向かう中、女性がベールを纏わずに車の上に立っている。(AFP)
数千人もの人々が、イランのクルディスタン州にあるマフサ・ アミニさんの故郷、サッゲズのアイチ墓地に向かう中、女性がベールを纏わずに車の上に立っている。(AFP)
Short Url:
27 Oct 2022 05:10:08 GMT9
27 Oct 2022 05:10:08 GMT9

アラブニュース

  • アミニさんの墓前で追悼の意を表するため、クルディスタン州西部のサッゲズに追悼者たちが列を成してなだれ込んだ。
  • 「独裁者に死を」サッゲズ郊外のアイチ墓地で追悼者たちが唱えた

ジェッダ:10月26日(水)、イランの治安部隊は、全国的な抗議の波の引き金となった若いクルド人女性の死から40日を迎えて集まった数千人もの追悼者たちに向けて発砲した。

マフサ・アミニさん(22 )は、ヒジャブの付け方に「謙虚さが足りない」として、テヘランでイランの道徳警察に逮捕され、3 日後の 9月16日に死亡した。彼女の葬儀で怒りが爆発し、その後、ここ数年で最大の不安の波がイランで沸き起こった。

26日、少なくとも10,000人のイラン人が、強化された治安対策に抗い、伝統的な服喪期間の終わりに彼女の墓前で敬意を表するために、アミニさんの故郷であるクルディスタン州のサッゲズに殺到した。

騒々しく手を叩き、叫び、車のクラクションを鳴らしながら、追悼者たちがサッゲズから、 8 km 離れたアイチ墓地までの道を埋め尽くした。 「独裁者に死を」、「今年は流血の年、アリー・ハメネイは倒される」、「クルディスタン、クルディスタン、ファシストたちの墓場」などと叫ぶ人もいた。

警察の検問所が放火され、サッゲズのカバフ地区では橋に沿って火の手が上がった。

「治安部隊は催涙弾を発射し、サッゲズ市のジンダン広場の人々に向けて発砲した」。イランのクルド人地域での違法行為を監視するノルウェーの人権団体Hengawがこう伝えた。

Hengawによれば、サッゲズ、ディーバーンダッレ、マリバン、カムヤラン、サナンダジュ、西部ケルマーンシャー州のジャヴァーンルードとラバンザーで労働者によるストライキが行われた。また、イランのサッカースター、アリ・ダエイ氏とハメド・ラク氏が、40日目の供養に参加するためサッゲズを訪れたとのことだ。

特に人気
オススメ

return to top