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イスラエル、ロケット弾発射を受けてガザ地区を空爆

イスラエルの爆撃機による空爆を受けて建物の上に炎と煙が上がる様子。2022年12月4日、ガザ地区南部。(AFP)
イスラエルの爆撃機による空爆を受けて建物の上に炎と煙が上がる様子。2022年12月4日、ガザ地区南部。(AFP)
軍事作戦中のイスラエル治安部隊。2022年12月2日、ヨルダン川西岸地区の都市フワラ。(AFP)
軍事作戦中のイスラエル治安部隊。2022年12月2日、ヨルダン川西岸地区の都市フワラ。(AFP)
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04 Dec 2022 03:12:18 GMT9
04 Dec 2022 03:12:18 GMT9
  • 国連のトル・ウェネスランド中東和平プロセス特別調整官は、「イスラエル兵との格闘中の」殺害に「恐怖を覚える」と述べた

ガザ市、パレスチナ自治区:イスラエル空軍は、ガザ地区からイスラエル領内に向けてロケット弾が発射されたことを受けて同地区にあるイスラム主義運動ハマスの拠点に対する夜間空爆を実施したと発表した。

イスラエル軍は3日夜、ガザ地区からイスラエル領内に向けて1ヶ月ぶりにロケット弾が発射されたと発表した。

この攻撃は、ガザ地区の大きな武装組織の一つであるイスラム聖戦の指導者のうちの2人が1日にヨルダン川西岸地区の町ジェニンでイスラエル軍に殺害されたことを受け、同組織が報復を行うと脅迫していた中で実行された。

イスラエル軍は声明の中で次のように述べた。

「イスラエル領内に向けてロケット弾が発射されたことを受け、昨夜(4日)、テロ組織ハマスに属する武器製造施設に対してイスラエル国防軍(IDF)の戦闘機が空爆を実施した」

標的は「ガザ地区にある同組織のロケット弾の大半が製造されている施設」だとしている。

また、IDFは「ガザ地区南部にあるハマスのテロリストが使用しているトンネル」も空爆したと述べた。

さらに数時間後には、イスラエルの戦闘機がガザ地区から攻撃を受けたためハマスの軍事拠点を空爆したという。

ハマスの軍事部門は、イスラエルによるガザ地区空爆中に地対空ミサイルを使用したことを明らかにした。

ガザ地区の治安関係者が伝えたところによると、同地区南部に2回の空爆が行われた。

1回はハーン・ユーニスの軍事訓練所、もう1回はラファ近郊の無人地区が標的だったという。

パレスチナの医療関係者によると、今回の空爆による負傷者はいなかった。

ハマスのハゼム・カセムは次のように述べた。

「敵であるシオニストは、フワラで殉教者アマル・ムフレーさんを処刑するという犯罪を犯した昨日に続き、ガザ地区を残忍に爆撃することで我が民族に対する攻撃を拡大している」

ヨルダン川西岸地区では死傷者が急増しており、イスラエル軍がパレスチナの民間人を標的として致死力を行使しているという国際的な批判が高まっている。

批判が集中しているのは、2日にヨルダン川西岸地区のナブルスのすぐ南にある町フワラでアマル・ハディ・ムフレーさん(22)が殺害された事件で、その状況が論争の的となっている。

今年に入って、東エルサレムを含むイスラエルとヨルダン川西岸地区における暴力事件で少なくとも145人のパレスチナ人と26人のイスラエル人が死亡しており、2015年以降最も犠牲者の多い年となっている。

8月には、イスラエルとガザ地区のパレスチナ過激派の間の3日間にわたる戦闘で少なくとも49人のパレスチナ人が死亡した。

犠牲者には戦闘員だけでなく民間人も含まれていた。同地区は2007年からイスラエルによる封鎖下にある。

AFP

イスラエルの爆撃機による空爆を受けて建物の上に炎と煙が上がる様子。2022年12月4日、ガザ地区南部。(AFP)

軍事作戦中のイスラエル治安部隊。2022年12月2日、ヨルダン川西岸地区の都市フワラ。(AFP)

 

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