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イランは1979年にイエメンに干渉し始めた:イエメン指導者

亡命したアヤトラ・ホメイニ師がテヘランに戻ったのは1979年だったが、イランがイエメンに干渉し始めたのはその直後だった。イエメンの指導者が明らかにした。(資料写真/AFP)
亡命したアヤトラ・ホメイニ師がテヘランに戻ったのは1979年だったが、イランがイエメンに干渉し始めたのはその直後だった。イエメンの指導者が明らかにした。(資料写真/AFP)
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21 Dec 2022 07:12:24 GMT9
21 Dec 2022 07:12:24 GMT9
  • 「イランの計画は初期の戦略計画によって考案された。2000年や2004年ではない。これは誰の目にも明らかだ」とイエメン大統領指導評議会のラシャド・アル・アリミ議長は述べた
  • 「同時期に、イエメンではイランの下部組織が出現し、レバノンではヒズボラが出現した」

サイード・アル・バタティ

アル・ムッカラー:亡命したアヤトラ・ホメイニ師がテヘランに戻ったのは1979年だったが、イランがイエメンに干渉し始めたのはその直後だった。イエメンの指導者が明らかにした。

イエメン大統領指導評議会のラシャド・アル・アリミ議長は19日、アルアラビーヤ・テレビに対し、「1983年、イラン政府は、フーシ派の指導者の父親であるバデル・アディン・アル・フーシが率いる武装組織を支援した」と述べた。

アルアラビーヤの独占インタビューでアル・アリミ氏は、「その年、アル・フーシとフーシ派の交渉責任者の父親であるサラ・ファレタが率いる武装組織は、サヌアで民間施設や軍事施設を攻撃した」と述べた。

「イランの計画は初期の戦略計画によって考案された。2000年や2004年ではない。これは誰の目にも明らかだ。ホメイニ師が帰国し、イランの中東地域での拡大戦略が始まった後、問題が生じた」

「同時期に、イエメンではイランの下部組織が出現し、レバノンではヒズボラが出現した」とアル・アリミ氏は付け加えた。

「イエメンで政権を担った多くの政府は過去40年、特に2004年~2010年の紛争の間、状況の深刻さを国際社会に知らせようとした」と同氏は指摘した。

アル・アリミ氏はこう指摘した。「フーシ派が停戦違反を繰り返し、4月以降、政府軍から多数の死傷者が出たにもかかわらず、国際的に承認されたイエメン政府と大統領指導評議会は、10月に失効した国連が仲介した停戦と、内戦終結を目的とした他の和平イニシアティブを維持することに力を注いでいる」

「テロ組織フーシ派は今日に至るまで、停戦の延長とタイズの交通再開を拒否している」と同氏は述べた。

フーシ派は、南部ハドラマウト県、シャブワ州の石油ターミナルを攻撃した。その結果、重要な施設は閉鎖され、イエメン政府の主要な収入源である石油輸出は停止した。その後、アル・アリミ氏が議長を務める国防会議は10月、フーシ派をテロ組織に指定した。

「その攻撃のせいで、イエメン政府は数千人いる公務員に給与を支払えなくなるかもしれない。ハドラマウトの施設の修理費用は5000万ドルと見積もられている」と同氏は付け加えた。

アル・アリミ氏は次のように述べた。「我々は国際社会に対し、非難するだけでなく、行動を起こすよう求めている。フーシ派をテロ組織に分類するよう要請している。フーシ派は、イラン革命防衛隊やヒズボラなどのテロ組織と連携している」

「フーシ派は、ダーイシュやアルカイダなどのテロ組織と協力している。2000年に起きた米海軍駆逐艦「コール」襲撃事件に関与したとして収監されたアルカイダの工作員数人を含む過激派を解放し武器を持たせた。その過激派を解放地区に送り込み、政府軍に攻撃を仕掛けた」と同氏は非難した。

4月にアブドラッボ・マンスール・ハーディ前大統領が大統領指導評議会に権限を委譲し、8人から成る同評議会が発足した。同評議会は、有力な軍人や政治家、いくつかの州の知事で構成されている。

現在リヤドにいるアル・アリミ氏は、評議会が分裂しているというメディアの主張に反論し、「私と他の評議会メンバーはよくオンライン会議をしている。私はアデンに戻る予定だ」と述べた。

評議会の業績に関しては、「評議会は、裁判所や他の公的機関を復活させ、政府の支配下にある全地域の公務員が定期的に給与を受け取れるようにした」と同氏は述べ、評議会の成果を強調した。

「現在、全ての解放地区に、フル稼働している裁判所、検察当局、司法機関がある」と同氏は付け加えた。

イエメンとアラブ連合軍(主にサウジアラビアとUAE)との関係に関しては、「サウジアラビアは200万人以上のイエメン人を受け入れている。彼らは、イエメンにいる家族に毎年少なくとも40億ドルを送金している。サウジアラビアも、多くのプロジェクトに資金を提供している。アデンの病院の改修などだ」とアル・アリミ氏は述べた。

それに加えて、UAEは、アデンにある120メガワットの発電を行う太陽光発電所の建設に関わった。

「我々とサウジアラビアの戦略的関係は、イエメン国民の利益のために生まれたものだが、フーシ派はイエメン国民の利益よりもイランの利益を優先させた」と同氏は付け加えた。

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