アラブニュース
ロンドン:イランで反政府デモが行われる中、同国の治安部隊によって拘束された女性たちは性的・身体的暴行に直面していると、人権団体活動家はBBCに語った。
人権擁護者センターの副代表であるナルゲス・モハマディ氏は、イランのエヴィン刑務所で長期の禁錮刑に服している。
モハマディ氏はBBCへの手紙で、マハサ・アミニさん(22歳)の死亡を受けて9月に勃発したイラン全国のデモの後に逮捕された女性が受けている身体的・性的虐待について語った。
モハマディ氏は、ある著名な女性活動家はエヴィン刑務所に移送される車内で手足をフックに縛られたと語った。移送後、女性活動家は刑務官から性的暴行を受け、全身にあざや傷跡ができたという。
別の女性活動家も、2人の保安官によってバイクで刑務所に移送される最中に性的暴行を受けたと、モハマディ氏は加えた。
「これらの犯罪行為を公にしないことは、女性に対する(これらの)抑圧的な手法を助長することになります」とモハマディ氏は語った。
「そのため、イランにおける女性の活動家・闘争者・抗議者に対する暴力行為は、世界中で広く強力に報道されるべきであると考えます」
「強力な独立した市民団体がない中では、メディア、国際人権団体、国際世論の関心と支援は不可欠です」
BBCへの手紙で、モハマディ氏はイランの「勇敢で忍耐強く、生き生きとして希望に満ちた」女性たちを称賛し、次のように付け加えた。「勝利とは、民主主義、平和、人権を確立し、専制政治を終わらせることです」
「私たちは決して引き下がりません」
イランの国営メディアは当局による女性デモ参加者への性的暴行を否定しており、女性刑務所の管理はすべて女性刑務官に任せているとしている。