アラブニュース
ロンドン: バグダッドの市職員は土曜日(12月24日)、イラクの複数の地域を襲った豪雨によって浸水した道路から水を汲み上げる作業を行ったと、国営イラク通信が報じた。
市は、政府のチーム、内務省、市民防衛隊との協力のもと、全職員を動員し、首都全域にわたって雨水の排水を行うために全力で取り組んでいると述べた。
市広報担当のモハメド・アルルバイ氏によると、過去45日で雨の強さは倍増しており、気象庁は1時間で70ミリの降雨量を観測したと発表した。
「首都のバグダッドでこれだけの雨量が観測されるのは珍しい」と同氏は述べた。
「バグダッド市長が率いる緊急対策室、電力省、バグダッド作戦本部、および15の自治体の長は、車両および市民の移動が円滑に行われるよう事態を注視している」とアルルバイ氏は加えた。
同氏は、朝から浸水の大部分は抑えられているが、一部の地域では例外的に、今後数時間は作業が続けられるだろうと述べた。
また市は現在、バグダッドの公共交通機関の4つの主要路線(運河の東側を走る2路線と首都の西側を走る2路線)の排水を行っていると述べた。これらの路線から排水された水は、川と主要駅に流れ込むことになるからだ。
「主要駅は大雨によって浸水し、機能停止に陥っています」とアルルバイ氏は述べた。「排水を行うために作業を再開しますが、それにはある程度の時間がかかります」
「排水が完了した地域もあれば、これから完了する地域もあるでしょう」と同氏は指摘した。
アルルバイ氏は、市はバグダッドの広範な農業地域に位置する家屋への対応に苦慮しており、主要な地域の排水が完了した後でなければ手を付けられないだろうと述べた。
同氏は土曜日の夕方までには「農業地域を含む、バグダッドの全域の排水作業が完了する見込みである」ことを強調した。また「復旧作業は明日まで続き、緊急対策室は過去45日間休みなく稼働している」とも付け加えた。