スレイマニヤ:イラクのクルド人自治区の警察はオートバイラリーで10代の少女が襲われる様子を撮影した動画が拡散されたことを受け、16人の若者を逮捕したと発表した。
事件が起きたのはクルド人自治区の第2の都市であるスレイマニヤ郊外で、ネット上で公開された映像には、数十人の若者と10代の少年が少女を追いかけ、そのうちの数人が少女を車に蹴りつけるなどして暴行を加える様子が映っていた。
スレイマニヤ警察のサルカウト・オマル報道官は記者会見で、「昨日の夕方から今日までの間に、若い女性の暴行に関与した16人の容疑者を逮捕した」と述べた。
被害者は17歳で、逮捕された容疑者のうち3人がこの事件を撮影し、ソーシャルメディアに投稿していたと報道官は付け加えた。
また、報道官は少女や女性がこのようなイベントに参加するのは今回が初めてではないと付け加えた。
クルディスタンは、イラクの他の地域よりも進歩的で寛容なイメージを与えることに取り組んでいるが、依然としてジェンダーに基づく暴力が蔓延している。
27日、スレイマニヤの警察は、若い女性を誘拐し性的暴行を加えた容疑で7人を逮捕したと発表した。
クルド当局は声明で、「不名誉」かつ「容認できない」暴行事件を非難し、「女性の権利を含む人権全般に対するあらゆる暴力や侵害に反対する」と強調した。
AFP