アラブニュース
ロンドン:カナダはシリア北東部の収容所から女性6人と子供13人を本国に送還中であるとBBCが報じた。
これは、1月にカナダ連邦政府が採択した、ダーイシュとの関係を理由に拘留されたメンバーを含むグループを本国に送還するという合意に基づくものである。
しかし、今回の本国送還作戦の中で、カナダ政府は、同じくシリアで収監されているカナダ人男性4人を含めることに拒否権を行使した。
送還されたカナダ人の代理人であるローレンス・グリーンスポン弁護士は、女性や子供たちは水曜日に帰還途中であると述べ、次のように付け加えた。
「私は、ここカナダにいる彼らのさまざまな家族と話をしたが、彼らは、女性や子供たちを帰還させようとするこのプロセスを開始してから約3年半が経った今、愛する人たちが帰還中であることを非常に喜んでいる」
今回のシリアからの本国送還作戦は、ダーイシュの崩壊以来、カナダにとって最大のものであり、4万2000人以上の外国人が収容されているシリア北東部の収容所から自国民を帰還させる取り組みを西側諸国が強化する中で行われた。
カナダ人のグループ内では、収容所にいる6人の子供を持つ母親がセキュリティ評価の対象となり、政府は母親抜きでの子供たちの送還を提案した。この母親は後日送還されると考えられている。
グリーンスポン氏は、「彼女は、子供たちが本国に送還され、同時に彼女自身も彼らと一緒にいることを望んでいる」と述べた。
カナダのジャスティン・トルドー首相は、政府は本国送還作戦の一環として母親を子供たちから引き離すことによって自らの政策に違反しているのではないかとの質問を受けた。
トルドー首相は、カナダは「すべての責任を持って従事している」と述べ、「シリア北東部の状況は信じられないほど不安定だ。カナダは、非常に注意深く状況を見守っている」と付け加えた。
カナダはまた、テロ組織ダーイシュの崩壊を受けて、ダーイシュとの関連で数人の個人を逮捕している。