エルサレム:イスラエル軍は、土曜日、エジプトとの国境付近で兵士3人と銃撃犯1人が死亡したと発表した。軍報道官は、集団が国境に侵入して銃撃戦に至ったと述べた。
イスラエル軍は土曜日未明、国境付近で兵士2人が撃たれて死亡したと発表した。その数時間後には、イスラエル領内での衝突で銃撃犯と3人目のイスラエル人兵士が死亡したと発表した。
イスラエル軍はその後の声明で、3人の兵士を殺害した銃撃犯はエジプト人警察官であると述べた。イスラエル軍は、エジプト軍と全面的に協力して事件を調査中だとしている。また、再び襲撃されることを防ぐため、他にも襲撃者がいないか周辺を捜索している、と述べた。
エジプト軍は、銃撃戦の中でエジプト人警察官が死亡したことを認めた。しかし、銃撃戦が起こったのは密輸業者と思われる武装集団がイスラエルの監視員に発砲したためだと述べた。
イスラエルとエジプトは1979年に和平協定を結び、安全保障面で緊密な関係を保っている。両国の国境間で戦闘が発生することは稀である。
銃撃戦は、イスラエルとエジプトを隔てるニツァナ国境付近で起こったとされる。同国境は、イスラエルとエジプト、ガザ地区の国境が合流する地点から南東に約40キロメートルの地点にある。同国境は、イスラエルやハマスが支配するガザ地区が、エジプトから物資を輸入するために利用されている。
イスラエルは10年前、アフリカからの移民やエジプトのシナイ砂漠で活動するイスラム過激派の侵入を阻止するため、侵入経路の多い国境沿いにフェンスを建設した。
(ロイター、AP)