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新型ウイルスに関し「世界はWHOに耳を貸すべきだった」:事務局長

スイスのジュネーブで開催された新型コロナウイルス(COVID-2019)の状況に関する記者会見に出席する世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長。2020年2月28日(ロイター通信)
スイスのジュネーブで開催された新型コロナウイルス(COVID-2019)の状況に関する記者会見に出席する世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長。2020年2月28日(ロイター通信)
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27 Apr 2020 11:04:55 GMT9
27 Apr 2020 11:04:55 GMT9

ジュネーブ:世界保健機関(WHO)の事務局長は、WHOは新型コロナウイルスについて早期から最高レベルの警告を発してきたが、WHOの忠告に従わない国があったと、月曜、遺憾の意を示した。

テドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は、WHOは中国以外では死者数はゼロで確認された新型コロナウイルス感染者が82人のみだった1月30日に「国際的な公衆衛生上の緊急事態」を宣言し、新型ウイルスの流行に警鐘を鳴らしたと指摘した。

インターネットを通しての記者会見で、テドロス事務局長は、「世界はそのときWHOに注意深く耳を貸すべきだった」と述べた。

WHOは、ドナルド・トランプ米大統領からの厳しい批判に直面している。トランプ大統領は、WHOが新型コロナウイルスの大流行の深刻さを軽視しており、昨年末に初めてこの新たなウイルスが発見された中国にこびていると非難し、今月初めに米国の資金提供を停止した。

トランプ大統領は自分の主張を裏付ける証拠を何も提供していない。

テドロス事務局長は、国連の保健機関であるWHOは、「最高の科学と証拠に基づき」初めから適切な助言をしてきたと主張した。

しかし、「私たちには国々に忠告を聞き入れるよう強制する権限はありません」と強調した。

WHOが1月30日に、新型のコロナウイルスが「最高レベルの緊急事態」であると発表したときに、すべての国が公衆衛生上の措置を講じることができた」と、テドロス事務局長は指摘した。

「WHOの忠告に耳を貸すことの重要性は十分に示せるだろう」

「私たちは全世界に包括的な公衆衛生への取り組みを実施するよう警告し、発見、検査、隔離、接触者の追跡を呼びかけました」と、同氏は語った。

「あなたがたは自分の目で確認することができます。つまり、アドバイスに従った国々は他の国々よりもより良い状況にあります。これは事実です」

「拒否するか受け入れるかはその国次第です」と、同氏は語った。

「各国がそれぞれ責任を負っているのです」

このパンデミックは206,000人以上の命を奪い、300万人近くが感染したことが、月曜にAFPがまとめた公式情報源からの集計で明らかとなった。

米国の死亡者数は最多の約55,000人で、認定された症例は100万人近くに上る。

AFP

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