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北朝鮮、弾道ミサイル発射=GSOMIA延長後初

28 Nov 2019 05:11:52 GMT9

【ソウル時事】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は28日午後5時前、東部の咸鏡南道・連浦付近から飛翔(ひしょう)体2発を発射した。日本政府によれば、飛翔体は弾道ミサイルで、約380キロ飛行し、高度は約100キロ。日本海の日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したもようだ。

日韓両政府は22日、期限直前に軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の失効を回避し、協定を延長。この後、北朝鮮の飛翔体発射は初めてで、日韓の出方をうかがうほか、米国も加えた3カ国の連携を試す意図もあるとみられる。

河野太郎防衛相は記者団に対し、韓国との情報共有をめぐり、「GSOMIAに基づく情報交換は対外的に公表していない」と言及を避けた一方、「日米、日韓、日米韓の3カ国でしっかり連携して当たる」と語った。日本との情報共有に関しては韓国軍も詳細に触れていない。

安倍晋三首相は情報収集・分析に全力を挙げ、国民に迅速な情報提供を行うほか、航空機や船舶などの安全確認を徹底するよう指示した。日本政府は北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議した。 

北朝鮮の非核化をめぐる米朝交渉が足踏みする中、北朝鮮は年末を期限に定め、米国に敵視政策の撤回や米韓合同軍事演習の中止を強く求めている。ミサイル発射には米側を揺さぶり、早期の対応を迫る狙いもありそうだ。

韓国軍は飛翔体について、北朝鮮が8~10月にも発射した「超大型ロケット砲」だと推定。日本側はこれまでも北朝鮮の超大型ロケット砲を弾道ミサイルと説明してきた。北朝鮮の飛翔体発射は10月31日以来。北朝鮮は5月から新型短距離弾道ミサイルを含む飛翔体の発射を繰り返しており、今回で13回目となる。

Jiji Press

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