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アル・ウラーの祝祭で「タントラの冬祭」開幕

サウジアラビアのアル・ウラーの祝祭で「タントラの冬祭」が開幕した。(提供)
サウジアラビアのアル・ウラーの祝祭で「タントラの冬祭」が開幕した。(提供)
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25 Dec 2021 06:12:37 GMT9
25 Dec 2021 06:12:37 GMT9
 
  • アル・ウラーの旧市街に地元の遺産や日常生活を紹介するさまざまなエリアが設置されている

ザイド・カショギ

アル・ウラー:水曜日、「タントラの冬祭」が幕を上げた。同時に、この祝祭の名称のもとになった日時計が、季節の変わり目と、アル・マルバアニヤと呼ばれるアル・ウラーの植え付け時期の始まりを告げた。

アル・ウラーで最も目を引くシンボル「タントラ」の日時計は旧市街にある。冬祭の名称はこの日時計にちなんでいる。それが街の人々の生活に欠かせない役割を果たしているからだ。

この文化的に重要な賑やかな季節には祝い事が目白押しだ。このコミュニティはずっと古くからの伝統を誇り、毎年それを復興させ続けている。

「私たちの文化や伝統が、このように美しい形で世界に紹介されることがとても嬉しいです」とアル・ウラーに住む20歳のアブドゥルマレク・アフマド・シーフ氏は言った。「私たちの街は、世界から観光客を迎えるようになって本当に賑わっています」

「タントラの冬祭」は6週間のフェスティバルで、3回目を迎えた「リヤド・シーズン」と同様に2カ月続く「アル・ウラー・モーメント」の一環だ。祝祭の訪問者は、6週間にわたってさまざまな活動を体験し、文化の探求に浸ることができる。

12月22日に始まった「タントラ・セレブレーション」はアル・ウラーのオアシスの伝統と文化の共有をテーマに5日間開催される。

「とても温かい歓迎を受けています。ここに来られて本当に幸せです」。フランスから家族と共にサウジアラビアを訪れたミシェル・ハリミ氏は言った。

ハリミ氏の娘のサラ氏は「ここの人たちはとても親切で誠実だと思います」とアラブニュースに話した。「未知の世界への好奇心から旅行を決めたのですが、本当にここに来てよかったです」

アル・ウラーの旧市街に地元の遺産や日常生活を紹介するさまざまなエリアが設置されている。

訪問者は5日間の祝祭の一部として4つの体験ができる。アラブの象徴的な探検家イブン・バットゥータ氏の45分間の舞台劇とそれに続くタントラの建築の重要性を伝える短いパフォーマンスなどだ。

また、訪問者はファーマーズマーケットを見て回り、オアシスファームで調達した地元の商品を購入できる。そして最後に、アル・ウラーの土壌に作物を植え、タントラのお祝いムードにたっぷり浸って夜を締めくくる。

この体験は午後6時と8時半に始まり、所要時間は約1時間半だ。チケットは公式ウェブサイトwww.experiencealula.comで予約できる。

「タントラの冬祭」で楽しめる体験には、他にもユネスコの世界遺産に登録されているヘグラ、サドゥ・エスケープ、エレファントロックへの訪問、アル・ウラーの山岳岩の美しい自然の地平線を360度眺められるサファリツアー、世界有数の偉大なアーティストたちが集まり、レストランの屋台やフードトラックが並ぶマラヤのプラットフォームなどがある。

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