ハラ・タシカンディ

リヤド：パンデミックが現在も続いているため、サウジの人々は贈り物やイーディヤを交換するためのさまざまな方法を探っている。大部分の人たちはインターネットやさまざまな利用可能なアプリを頼り、電子的なチャンネルを使ってeギフトを送ったり送金したりすることでこの問題を解決している。

「今年はSTC（アプリ）を通していとこからイーディヤをもらいました」と、ワリード・ブハーリーは話した。「普通は年上の一族から現金でもらいますが、いつもと違うものがもらえてうれしかったです」

イーディヤを明確に説明するのは難しい。逐語的に翻訳すれば「イードの」という意味になり、通常は子どもたち（大人のこともある）がイード初日の朝にもらうお金の贈り物のことを指す。その金額は一般的に年齢によって左右される。

サウジ・テレコム社の決済アプリ「STC Pay」は、人々にイーディヤのお金を電子的に送るための楽しい方法を提供している。封筒をカスタマイズしたり、個人的なメッセージを添付したりできるオプションもあり、このアプリがイードのお小遣いを配る伝統的な形に代わる最適な手段であることに気付く人たちも多いかもしれない。

しかし、イードのためにeギフトをお金の代わりに送ることを好む人たちもいる。

大学生のダナ・アルハルビは、両親がイードにお金をくれたことはないが、彼女が好きではないイードの贈り物をもらったことは未だにないと話した。

「お金は有用で確実ですが、両親はいつも、私がずっとありがたいと思うものをくれました」と、彼女はアラブニュースに語った。「贈り物にたくさんの愛と気持ちを込めてくれました。私にとってはお金よりももっと大切なことです」

一部の店では、興味深い方法で現金を入れる特別な箱や封筒を提供したり、巻かれた紙幣を挟むための小さな溝が付いたカードを売ったりしているところもある。花束をお金で飾ったり、お金をチョコレートで包んで隠したり、家の周りにお金を隠して家族に探させるスカベンジャーハント（ごみ拾い競技）を行えるものさえある。

5人の子供の母親であるワファア・アルマンスールは、ギフトカードを手渡すことを勧める。

「ストレートに現金を渡すことは何だか好きではないし、子どもたちがどんな贈り物を欲しがっているのかということも、いつもよく分かりません。だから私は、好きなものを選べる選択肢を彼らに与えます。ただし、私が認めないものに無駄遣いしないように注意しています」と、彼女はアラブニュースに語った。

彼女は良い選択肢として、さまざまな書店が提供しているギフト券を勧めた。

「100サウジリヤル（26.66ドル）の券を用意するのが好きです。適切な金額として、12才以下の子どもたちには3枚、12才以上には5枚渡します。彼らは本やおもちゃ、ゲーム、文房具を選んで買うことができます。私の息子たちがしたように、ギフト券を貯めてより高額な電子機器を買うことだってできます。彼らはそうしてPlayStationを手に入れました」と、彼女は話した。

ハイファ・アブドゥルジャリールは3人の子どもたちに銀行送金で現金を送ることを好む。この方法でここ数年はずっと楽になったと彼女は言う。