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G20議長国のサウジがCOVID-19パンデミック中の開発資金融資に関する国連会合に参加

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29 May 2020 09:05:55 GMT9
29 May 2020 09:05:55 GMT9

アラブニュース

ドバイ: G20 議長国のサウジが王国の財務大臣を代表として、「COVID-19後の時代における開発のための融資」と題された国連会合に参加したと、国営通信社SPAが報じた。

国や国際組織のトップ、およびNGOや民間部門の代表者たちは主に6つのテーマ(「世界的な流動性と金融安定性」「債務脆弱性」「民間部門債権者の関与」「包括的な成長のための外部金融と送金」「違法な資金の流れ」および「持続可能性と成長のためのより良い回復」)について話し合った。

「サウジアラビア王国はG20議長国としての役割も含め、何よりもまず人類の悲劇となっていること、および最も脆弱なものを含む健康、経済、社会への世界的な影響に対処するため、引き続き他の国々との協力に注力する」と、モハメッド・アル・ジャダーンは会合中に述べた。

同大臣は、コロナウイルス・パンデミックが生み出した健康・経済・社会分野の課題に対するG20の対応を強調した。

「サウジアラビア王国は2020年度G20議長国として、COVID-19パンデミックが提示した世界的な課題に対処する共同行動の開発を目的に、国際的な対応を推進・調整するための具体的な措置を直ちに講じた」と、彼は付け加えた。

会合は国連トップのアントニオ・グテーレス事務総長、ジャマイカのアンドリュー・ホルネス首相、カナダのジャスティン・トルドー首相が共同議長を務めた。

国連は、前述した6つの分野における課題の克服を支援する提案を作り出すため、共同での取り組みに着手した。取り組みは7月の政治フォーラムと9月の総会で提示されると、SPAは付け加えた。

一方でG20国際金融アーキテクチャー(IFA)作業部会は臨時会議を開き、債務返済延期構想(DSSI)の評価を行った。

公式な二国間債権者を通した緊急かつ重要な最貧国向けの救済に約140億ドルを提供する可能性があるこの構想は、最初の1ヶ月で36件の申請があった。

DSSIは「脆弱な国がパンデミックとの闘いを強化するのに役立つだろう。もし多国間開発銀行や民間部門債権者などの追加的な債権者が構想に加われば、この金額は大幅に増える可能性がある」と、サウジが議長国のG20でIFAの政策リーダーを務めるバンドル・アルホマリーは述べた。

国際通貨基金、世界銀行、国際金融協会、パリクラブ事務局、およびさまざまな地域開発銀行からも専門家たちがこの会議に参加した。

同グループは6月23日にも別の臨時会議を開き、7月の財務大臣・中央銀行総裁会議の前にDSSIの実施努力をさらに検討する。

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