• 二国間関係は地域と世界の安定を促進する上で重要な役割を果たすとサウジ高官
• 二つの友好国間のたゆまぬ努力は、相互関係を新たな段階へと押し上げることができる

ダイアナ・ファラー

リヤド：サウジアラビアと日本は月曜日、首都リヤドで両国の外交関係樹立70周年を記念する式典を開催した。

このイベントでは、サウジアラビアと日本の伝統的なパフォーマンスや料理が披露され、両国の長年にわたる関係を強調した。

式典の主賓はサウジアラビアのワリード・アル＝ケレイジ外務副大臣であった。

アル＝ケレイジ副大臣はスピーチで、サウジアラビアと日本の強い関係を強調した。1955年に始まった両国の協力関係は、地域と世界の安定と繁栄を促進する上で重要な役割を果たしていると述べた。

「両友好国のたゆまぬ努力は、相互関係を新たな段階へと押し上げることができる」と述べた。アル＝ケレイジ氏は、サウジ・日本ビジョン2030が共通の目標を達成するための包括的な戦略的パートナーシップを確立したことを強調した。

また、日本との関係を強化し、両国のさらなる成長と繁栄を実現したいという王国の意向を表明した。

森野泰成駐サウジアラビア日本大使は来賓に対し、日本とサウジアラビアの関係は「20世紀初頭にイスラム教に興味を持った日本人旅行者がマッカを訪れたことから始まりました。それ以来、私たちの交流はビジネスや観光を含む幅広い分野に広がっています 」と語った。

森野大使はスピーチの中で、絆の強まりをこうアピールした：「この1年間、ほぼ毎月のように日本企業が新しいオフィスや工場、研修施設を開設しています」

「数多くの日本企業がFIIに参加しました。このような関与の拡大は、サウジアラビアの急速な発展に対する日本の強い関心と、地域的・世界的に平和と安定を促進するための積極的な外交姿勢を反映しています」

一方、2025年大阪万博が閉幕し、森野大使は「日本は誇りをもってリヤドにバトンを渡した」と述べた。

「王国とリヤド市は、万博が象徴する世界的な交流の精神の実現に成功すると確信しています」と付け加えた。

式典には本格的な日本の歌舞伎のショーが含まれていた。歌舞伎は、音楽、ダンス、演技を融合させたドラマと精巧な衣装で知られる日本の伝統的な演劇である。サウジアラビアの伝統的なサムリ舞踊も披露され、2つのショーが一体となった。

サウジアラビアは日本への主要な原油供給国であり、日本は貿易・投資において王国の重要なパートナーとなっている。「サウジ・日本ビジョン2030」の下、両国は脱炭素化への取り組みを含む協力の強化に合意している。