Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter

遺跡保存は未来を守ること、ハイファ王女が述べる

パリのユネスコ本部で開催された第209回ユネスコ執行委員会に、ハイファ王女がサウジ代表として出席した。(SPA)
パリのユネスコ本部で開催された第209回ユネスコ執行委員会に、ハイファ王女がサウジ代表として出席した。(SPA)
Short Url:
05 Jul 2020 07:07:31 GMT9
05 Jul 2020 07:07:31 GMT9
  • サウジアラビアが209回ユネスコ執行委員会会議に出席し、教育、科学、文化の分野に関連した国際問題を議論する。

パリ:ユネスコのサウジアラビア常任委員であるハイファ・ビント・アブドゥル・アジズ・アル・ムクリン王女は、平和を促進し、国家間の文化的架け橋を構築し、よりよい未来を実現すべく社会に力を与えるという共通目標を達成するための国際的努力によってのみ、様々な変化に向き合えるのだと述べた。

サウジアラビアは、パリのユネスコ本部で最近開催された第209回ユネスコ執行委員会に出席した。サウジから出席したのはハイファ王女の他に、教育、文化、エネルギー、環境、訓練といったユネスコが扱う分野の関連活動を行う様々なセクターからのサウジ専門家26名からなるチームだ。

ハイファ王女は、「文化や言語は異なっても私たちはみな、教育は万人の権利であり、遺跡保存は未来を守ることであり、そして革新と科学こそが世界じゅうが今経験しているパンデミックから私たちを救い出す架け橋になるという信念を共有しています」と述べた。

サウジアラビアは、アフリカ諸国を支援してきた経験をユネスコの様々な分野で共有する用意ができており、とりわけ、海水の淡水化事業においてサウジは世界先進国のひとつであることから、発展途上諸島に関連する実行計画への支援は、サウジの経験を活かすにあたっての優先事項のひとつであると王女は述べた。

G20 の議長国を務めることでサウジアラビアが世界の成長と安定化を支援してきたことへの言及もあった。具体的には、コロナ危機において教育を継続させること、世界の気候変動への適応努力を続けること、そして新型コロナウイルス感染拡大との戦いにおいてG20 加盟諸国が結束することへの支援だ。

ユネスコ執行委員会の委員国としてサウジアラビアは、教育、科学、文化に関連する国際問題を議論する第209回会議に出席している。他の委員国と協力し、それらの問題の評価と決議をし、執行委員国としての決定を投票することになる。

ユネスコ執行委員会にサウジアラビアが出席するのは、国際的な文化と教育の機関であるユネスコが1946年に発足して以来、サウジが常時その加盟国であったことにも由来する。

SPA

特に人気
オススメ

return to top