• 新型コロナウイルス感染症の流行が始まって以来、1日あたりの回復者数が最大に

ラワン・ラドワン

ジッダ：サウジアラビア保健省の広報担当者によると、サウジアラビアで確認された新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染者数と救急医療を受けている患者数が火曜日にわずかに減少した。

ムハンマド・アルアブド・アルアリ博士は定例記者会見で、1日に確認される感染者数は安定してきており、感染者の数は先週以降減少していると語った。今週確認された感染者の数は2,000～3,000人だ。

「また、救急患者（ICUに入院）の数が先週から1.5％減少していることもわかりました」と博士は述べた。「私たちは感染症の予防策と健康管理プロトコルを順守しているので、きっとより良い成果が出せるでしょう」

広報担当者は、ポリメラーゼ連鎖反応（PCR）検査を継続する予定で、これまで最高水準での検査と分析が行われてきたと語った。現在までに237万件を超えるPCR検査が実施されており、過去24時間でも40,799件の検査が行われている。

サウジアラビアは火曜日、新たに7,718人のCOVID-19からの回復者数を記録した。これは、世界保健機関（ＷＨＯ）が3月11日に新型コロナウイルス感染症の世界的流行を宣言して以来、サウジアラビアで一日あたりに確認された最高の回復者数となる。

回復率は74.6％に増加し、回復者の数は177,560人に達した。これまでの1日あたり最大の回復者数は、1か月以上前に記録した5,200人だった。

サウジアラビアは火曜日、新たに2,692人のCOVID-19の感染者を確認し、感染症の世界的流行が始まって以来、確認された感染者の数は237,803人に増加した。現在、サウジアラビアでは57,960人が感染症の治療を受けており、そのうち2,230人が救急医療を受けている。

ジッダでは最も多い263人の感染者が確認され、続いてフフーフで220人、リヤドで211人の感染者が確認された。新たに40人の死亡者が出て、感染症による死亡者は2,283人に増えた。

その間、132人がCOVID-19から回復した患者の血漿を用いた治療を受けた。この取り組みは4月に開始され、病状が進行した患者の治療で血漿を用いることの有効性を試験することを目的としている。

保健省は、予備試験の結果では血漿を用いた治療が患者に危険をもたらすことはなく、特に感染の初期段階の患者に効果的であることがわかったと述べた。

血漿中の抗体は人体が深刻な健康上の問題から回復するのに重要な役割を果たす。回復した人で研究の参加を希望する人は、2回目の検査結果が陰性で、かつ14日間の自宅隔離を終えた後に参加が許可される。