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108,041件のウムラ(巡礼)許可証が発行される

総合情報庁がグランドモスクの巡礼者受け入れ準備完了を強調(ロイター)
総合情報庁がグランドモスクの巡礼者受け入れ準備完了を強調(ロイター)
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03 Oct 2020 07:10:00 GMT9
03 Oct 2020 07:10:00 GMT9
  • サウジアラビア在住者42,873名、国外在住者65,168名が巡礼を許可される

タリク・アル・タカフィ

メッカ:ハッジ・ウムラ(小巡礼)担当相(Ministry of Hajj and Umrah)発表の公式統計によると、Eatmarnaアプリが開始された9月27日から10月1日までの間に、合計108,041件の巡礼許可証が発行された。

国外在住者への許可が65,168件、サウジアラビア在住者への許可が42,873件となっている。
アプリ開始後1時間で16,000件もの巡礼が登録され、その数は309,686件にも及んでいる。

アプリ開始から一週間すぎた時点のサウジアラビア在住者と国外在住者の巡礼登録数は224,929件、同行者数は84,757件となった。

統計によると、ウムラ(小巡礼)を希望する人に占める割合は51~60才が最も低く8パーセントであり、41~50才は14パーセント、20~30才は17パーセント、31~40才は26パーセント、60才以上は35パーセントとなっている。

二聖モスク総合情報庁(General Presidency for the Affairs of the Two Holy Mosques)がアラブニュースに語ったところでは、今年の特殊なウマル(小巡礼)シーズンにおけるグランドモスク巡礼の動きを統制するため、いくつかの段階が導入された。第1段階では、巡礼者はグランドモスクの外から内に向けてウマル(小巡礼)のらせん運動を行う。第2段階では、巡礼者は50名ずつ監視者つきグループに分けられる。

同庁によると、第1段階は13日間である。第2段階では、グランドモスクと「預言者の神聖な部屋(Prophet’s Sacred Chamber)」での祈祷者に許可証が発行される。第3段階では、国外からのイスラム教徒にウマル(小巡礼)が許される。

同庁は、グランドモスクでは巡礼者の受け入れ準備ができており、今年のウマル(小巡礼)シーズンに巡礼者の安全を確保しながら巡礼を実行するための総合計画が整っていると強調した。

これは同庁が最近開いたリモート・プレスカンファレンスからの情報である。このカンファレンスで、財務行政担当の副長官サアド・ビン・モハメッド・アル・モハイミード(Saad bin Mohammed Al-Mohaimeed)博士は、同庁はグランドモスク巡礼を支援するために1,000名以上の従業員を雇ったと述べた。

博士はまた、同庁は職務内容やパフォーマンスを向上させ、人材を教育するための計画と共に積極的な措置をとったことを付け加え、「各シフトあたり125名の監視者が2,000名の巡礼者を支援するために勤務する。同庁とハッジ・ウムラ(小巡礼)担当相からの監視者が群衆を統制するために協力しあう」と述べた。

また、グランドモスクのサービス・技術部門担当の副長官モハメド・ビン・ムスレー・アル・ジャビリ(Mohammed bin Musleh Al-Jabiri)によると、サーマルカメラが門に設置される予定である。巡礼者のグランドモスク内への飲食物の持ち込みは禁止され、巡礼者間のソーシャルディスタンスが保たれているかを監視する。公共タッチスクリーンの使用は禁止となる。

建築学・プロジェクト担当の副長官サルタン・アル・クルシ(Sultan Al-Qurshi)は、タワーフ(神殿の周りを反時計回りに7周する儀式)のためトラック2台を用意したと述べた。100名の巡礼者グループが7周するために15分が与えられる。この儀式には15時間が割り振られており、6,000名の巡礼が可能となる。

同氏によると3台目のトラックが用意される可能性もある。その場合は15分で150名、10時間で6,000名の巡礼が可能となる。

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