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サウジの天体観測者、流星の観測へ向け準備

ふたご座流星群は12月13日から14日がピークと予想され、地球から観測される流星群の中では最も輝きを放つものの1つであり、1時間あたりに降る流星の数は120に達する。(ソーシャルメディア)
ふたご座流星群は12月13日から14日がピークと予想され、地球から観測される流星群の中では最も輝きを放つものの1つであり、1時間あたりに降る流星の数は120に達する。(ソーシャルメディア)
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13 Dec 2020 04:12:55 GMT9
13 Dec 2020 04:12:55 GMT9
  • ふたご座流星群は、12月13日から14日がピークと予想されている

Rawan Radwan 

ジェッダ:王国の熱心な天体観測者らは、今年の最も壮観な天体ショーの1つである流星群を観測するため、砂漠へと向かう準備をしている。

ふたご座流星群は12月13日から14日がピークと予想され、毎年地球から観測される100を超える流星群の中では最も輝きを放つものの1つであり、1時間あたりに降る流星の数は120に達する。

天文学者によると、観測者にとってはありがたいことに、今年のふたご座流星群は新月と共に現れるため、理想的な観測条件となる。 通常、新月は見えないため、夜空を横切る流星の筋が見られる可能性が高くなる。

流れ星しても知られる流星は、街の明かりから遠く離れた場所で最もよく観測できる。そのため、王国の砂漠は、今年最高であり最後の流星群を目撃するには理想的な場所だ。しかし今年は大変な年であった。

今年初めに山羊座α流星群とみずがめ座δ(デルタ)南流星群の写真の撮影を試みた、リヤドを拠点とする天体写真家のAnas Al-Majed氏は、ふたご座流星をタイムラプスビデオで撮影、記録するのを楽しみにしている。

「月のおかげもあり、天気も良くなりそうなので、タイミングは完璧で、はっきりと見ることが出来るだろう」と彼はアラブニュースに語った。

「どうなるかはわからないが、自分が撮影したものを世界に共有できれば良い」。 Al-Majed氏は流星群を見たい人へのアドバイスとして、街からできるだけ遠くへ向かうことだ話す。

「空のボートルが5以下の場所に行くべきだ。それを超えると観測はかなり難しいだろう。ボートル・スケールは、真っ暗な場所の『1』から、街の空の『9』まである。」と彼は続けた。

ボートル・スケールとは、特定の場所での夜空の明るさを測定する数値スケールである。
この天体ショーを見たい人への提案としては、暖かい服を着て、快適に空を半分ほど見上げることができる椅子を用意することだ。

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