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ECMO 技術でコロナの回復率上がる、キング・アブドラ・メディカル・シティ発表

この装置は、ポンプによって血液を送り出し、体外にある人工肺で血液を循環させ、その血液を酸素化し、二酸化炭素を除去し、心臓と肺を休ませてから、ポンプでその血液を体内に戻す仕組みとなっている。(サウジ国営通信)
この装置は、ポンプによって血液を送り出し、体外にある人工肺で血液を循環させ、その血液を酸素化し、二酸化炭素を除去し、心臓と肺を休ませてから、ポンプでその血液を体内に戻す仕組みとなっている。(サウジ国営通信)
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12 Mar 2021 08:03:20 GMT9
12 Mar 2021 08:03:20 GMT9
  • この技術の力で、通常の医療処置では好ましい反応を示さなかった患者たちの回復率が上がった

アラブニュース

ジェッダ:メッカのキング・アブドラ・メディカル・シティ(KAMC)は、急性呼吸不全患者に体外式膜型人工肺、エクモ(ECMO)技術を用いた後、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)からの回復率が上がったと発表した。

この複雑な生命維持装置は、ポンプによって血液を送り出し、体外にある人工肺で血液を循環させ、その血液を酸素化し、二酸化炭素を除去し、心臓と肺を休ませてから、ポンプでその血液を体内に戻す仕組みとなっている。

この技術の力で、人工呼吸を含め、通常の医療処置では好ましい反応を示さなかった患者たちの回復率が上がった。

この装置は、心臓外科医、心血管灌流技師、集中治療医のサウジ総合医療チームによって、血管に装着される。

KAMCはサウジ保健省が承認するECMOセンターの1つであり、メッカと王国の西部地域を担当するサウジの医療関係者の管理運営下にある。

一方、ジェッダ当局は、部分的な閉鎖を実施した後、レクリエーションセンター、公園、レストラン、ジムを再開させて、予防措置を確実に実施するために、現地の見回り調査を強化した。

ダーランでは、サウジ保健省が3月10日、午前8時から午前0時迄、1週間無休のプライマリーヘルスケアセンターに、新たなワクチン接種センターを開設した。

一方、サウジ保健省の報道官、モハメッド・アル・アブド・アル・アリー博士は、同省が確認している感染者数と、重篤な感染者数にまだ変動をあることに注目しており、予防措置の順守がこのウイルスとの闘いに効果的であると述べた。

10日に開催された記者会見で、アル・アリー報道官は全員に、アプリ「Sehhaty」を通じてワクチンの接種登録をするように促した。

「王国はとても熱心に、安全で効果的な最善のワクチンを選ぼうとしています」と、同報道官は付け加えた。「現在サウジアラビアで、約500カ所でワクチン接種が実施されています」

サウジ国民と在留外国人は、新型コロナウイルスのワクチン注射を次々と受けており、現在までのところ、1,773,153人がワクチン接種を受けている。同省は11日、さらに6人のCOVID-19関連の死亡者を発表した。累計死亡者数は現在、6,551人となっている。

また390人の新規感染者も発表され、これにより、この感染症に罹った人は累計で381,348人となった。2,947人がまだ回復しておらず、そのうち538人が重篤な状態にある。

同省によると、新規感染者のうちの164 人がリヤド、66人が東部州、48人がメッカ、29人がメディナで確認されたという。

さらにその上、267人がこの感染症から回復したので、累計回復者数は371,850人となっている。

サウジアラビアは現在までに、14,175,803 件のPCR検査を実施し、この24時間のうちにも45,261件の検査を実施していた。

検査拠点、もしくは治療センターとして同省が設立したサウジの診療所は、このパンデミックが発生して以来、数十万人を支援してきている。

こうした検査拠点の中には、Taakad(確認)センターとTetamman(安心)クリニックがある。

Taakadセンターは、無症状や軽い症状を示す人々や、感染者と濃厚接触をしたと思っている人々へのCOVID-19検査を実施している。一方、Tetammanクリニックは、発熱、味覚・嗅覚障害、呼吸困難などの感染した症状を持つ人々に、治療や助言を提供している。

どちらのサービスも、同省のアプリ「Sehhaty」を通じて予約できる。

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