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サウジの科学組織、国内の今後の発展をモニタリングする初の観測所開設

(Shutterstock)
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15 Apr 2021 03:04:02 GMT9
15 Apr 2021 03:04:02 GMT9

リヤド―サウジアラビアのアスバル・センター・フォア・スタディーズ・リサーチ・アンド・コミュニケーションズ(アスバル研究・調査・通信センター)は、国内の将来の発展について監視、予測する初の施設であるアスバル開発観測所を開設したと発表した。

1994年に設立されたアスバル・センターは、開発や政策の研究・調査に特化した科学組織。

同センターのセンター長であるファハド・アルオラビ・アルハリティ博士は、新設した観測所はセンターの事業構想の一環であると述べた。

「観測所を開設するという考えは、サウジアラビアが掲げる「ビジョン2030」戦略を達成すべく、国内のさまざまな分野で見られる発展状況を把握するというセンターの活動の枠組みに含まれるものだ」。アルハリティ氏はこのように述べた。

アルハリティ氏は、アスバル・センターが観測所を通して、管轄当局と連携しつつ、開発のニーズのモニタリングや、関係当局への情報提供に貢献する国家的システムの構築を目指していると述べた。

また、アルハリティ氏は、観測所が、サウジにおける生活環境の整備や予測ツールを用いた将来予測において、政策決定者を支援していくと述べた。観測所は、変革を後押しする開発事業を先導する準備として、効果を分析したり、革新的な解決策を開発したりしながら、将来の好機や課題の予測も行っていく。

「アスバル観測所プロジェクトがうまく機能するかどうかは、現地の発展や国際的な発展の指標を示す努力にかかっている」。アルハリティ氏はこのように述べた。

「観測所の職務は、開発を監視し、進捗状況や社会変革、持続可能な開発、社会的責任に関して適切な担当当局に報告することが中心となる。また、未来を見据えた研究も積極的に展開していくことになる」

アルハリティ氏は、アスバル観測所が、その卓越した国際的地位を維持しつつ、さまざまな世界的分野におけるサウジの存在感を高めることを期待していると述べた。

SPA

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