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リヤドのアニメエキスポで「キャプテン翼」の復帰が発表された

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14 Nov 2019 05:11:35 GMT9
14 Nov 2019 05:11:35 GMT9

アシール バシュラヒール、リアド

リヤドシーズンの1つであるリヤドのアニメエキスポは、すでに地域のファンで賑わい、これまでに中東で開催された中でも最大のイベントとなっている。さらに、木曜日のイベント開始時の記者会見では、それを上回る嬉しいニュースが舞い込んだ。

サウジアラビアと日本は、高橋陽一作の「キャプテン翼」を再度テレビで放送する契約に署名した。

アラブ地域で「キャプテン・マジッド」として知られるこの漫画は、中東では昔から人気がある。サウジアラビア王国政府エンターテインメント省(GEA)のファイサル・バファラットCEOは、このアニメが12月1日にMBCで放映されると発表した。

リヤドシーズンは、中東最大のアニメエキスポを開催し、GEAとキャプテン翼のクリエイターである高橋陽一氏のコラボレーション、アラブと日本の巨匠同志のミュージックコラボレーションなどを行う。

上村司在サウジアラビア日本大使は、アラブニュースに次のように語った。「サウジアラビアの若者、淑女、紳士で賑わう様子は素晴らしい。」

60年代、70年代のアニメのおかげで、日本とサウジアラビアが非常に深い関係を築いてきたことに、上村大使は感銘を受けた。

「この関係が実を結ぶ時が来ました。サウジアラビアの若い世代が、観察するだけでなく、自ら創造し、サウジアラビアで新しい産業を興すことを望んでいます。その多くの可能性が見えます。」

アラブニュースは、土曜日のイベント閉会式でパフォーマンスを行う、「グレンダイザー」や「トレジャーアイランド」(宝島)などの人気アニメのアラビア語版で演奏したレバノンの歌手サミー・クラーク、日本の声優兼歌手ささきいさおと、水木一郎の3人のミュージシャンと顔を合わせた。3人が共演するのは今回が初めてとなる。

クラークは、彼が取り組んできたアニメーションのオリジナルの声の持ち主「(自身とのアニメを通した)双子の兄弟」との出会いに興奮していた。「彼らとここにいることができて光栄です」「1987年に一度だけ旅行で日本に行きました。それは美しい国で、人々もとても親切にしてくれました。」

クラークは、ささきとは5年前にドバイのコミコンで一緒に歌うことになっていたが「実現しなかった」と言う。

「ささきさんだけではなく、「マジンガー」のオリジナルオープニングソングを歌う水木一郎さんとも共演できることになり、舞い上がっています。ファンの皆さんの前で5曲を演奏します。私が日本語で何かを歌い、ささきさんと水木さんがアラビア語で何かを歌うという、サプライズも準備しています。」とクラークは言う。

彼は、このテーマソングがこれほど長く人気を維持し、人々と共鳴するとは想像もしていなかったと付け加えた。「何世代にも渡る父親がこれらの歌を子供たちに聞かせてきました。皆とても楽しんでいます。私たちはアニメの歌を通して、何千人もの人々の心に触れることができました。」

水木は、サウジアラビアでの初めての体験は、これまでのところ素晴らしいとアラブニュースに語った。「この業界に入って50年、世界中を旅してきましたが、サウジアラビアでの初めての公演は、特に公式に編成されたイベントとして、特別なものになると思います。 ここにいられることを光栄に思います。」と述べた。

ささきは、「アニメ歌手第一世代である私は若くはなりませんが、サウジアラビアで演奏する機会を逃したくはありませんでした。」と繰り返した。

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