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サウジの工芸家の事業発展支援を目指すネオム(NEOM)の取り組み

ネオムの取り組みの対象となる工芸分野は、刺繍・ファッション、ジュエリー製作、ベドウィンの伝統的な織物などだ。(国営サウジ通信)
ネオムの取り組みの対象となる工芸分野は、刺繍・ファッション、ジュエリー製作、ベドウィンの伝統的な織物などだ。(国営サウジ通信)
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18 Jun 2021 03:06:05 GMT9
18 Jun 2021 03:06:05 GMT9

自営業や零細企業の強化・支援を目的として、クラフトプラスが2週間にわたって実施される。

ジェッダ:ネオムとタブークの新たな取り組みは、地元の工芸品業界で働く人々の事業発展を支援するため、資金援助と研修を提供している。

クラフトプラスは、今月、ネオムの社会的責任プログラムと、社会開発銀行の重要なプログラムであるドゥラニ・ビジネスセンターによって立ち上げられた。これは、自営業や零細企業を強化・支援し、地元の工芸家が事業効率を高め、サウジにおけるビジネスの発展と持続に貢献できるよう、開発や研修の支援を行うことを目的として、2週間にわたって実施される。これは、ネオムのメガシティ・プロジェクトやサウジ・ビジョン2030の目的に則ったものだ。

この取り組みの対象となる工芸分野は、刺繍・ファッション、ジュエリー製作、絵画・彫刻、サドゥ(ベドウィンの伝統的な織物)、パーム産業、香水・香料製造などだ。

プログラムの最後には、6月18日から5日間、午後4時から午後11時まで、タブーク・パーク・モールでバザールが開催される。地元の工芸品の重要性の意識を高めるため、参加者が製作した商品が展示される予定で、これらは購入が可能だ。

この取り組みは、ネオムの社会的責任プログラムの後援で行われている。同プログラムは、地域社会を力づけてその潜在性を引き出し、文化や遺産を守り、ネオムの経済成長に貢献し、将来の労働環境で成功できるようにすることを目指している。このプログラムでは、変化を生み出すような教育・訓練プログラムや起業・雇用事業、地域開発の取り組みを通じて、2025年までにこれらの目標の達成を目指している。

ネオムは最近、地元住民に雇用機会を提供すべく企画された取り組みも立ち上げ、2025年までに少なくとも7000人に研修やスキル向上プログラムを提供することを目指している。また、2020年からは、ネオムは周辺地域の1000人以上の住民に英語とITの研修も提供している。

社会的責任プログラムは、デジタルリテラシーの向上やデジタル意識の向上のため、通信情報技術省やシンク・テックと連携し、一連のワークショップも主催してきた。

1月、サウジ当局は、サウジアラビア北西部のネオムに巨大ゼロカーボン・スマートシティが建設されると発表した。ザ・ラインと呼ばれるこのプロジェクトは、100万人が住み、車も走らず、道路もない都市になる予定だ。

サウジアラビア国営通信

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