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レッド・シー・デベロップメント・カンパニーとKAUSTが研究協定を締結

紅海には、地球上の他の場所では見られない数多くの種を含め、豊富な種類のサンゴや海洋生物が生息している。(出典:レッド・シー・プロジェクトのウェブサイト)
紅海には、地球上の他の場所では見られない数多くの種を含め、豊富な種類のサンゴや海洋生物が生息している。(出典:レッド・シー・プロジェクトのウェブサイト)
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22 Jun 2021 03:06:31 GMT9
22 Jun 2021 03:06:31 GMT9
  • この協定により、両組織は海洋環境の持続可能性、食料安全保障、エネルギー保全などの分野で協力することになる

アラブニュース

ロンドン:サウジアラビアのザ・レッドシー・ディベロップメント・カンパニー(TRSDC)が21日、キング・アブドゥラ科学技術大学(KAUST)と研究協定を締結したと、国営サウジ通信が報じた。

「観光はより持続可能で再生可能なものでなければならないという認識が高まっていますが、サウジの紅海沿岸は世界で最も純粋な生態系の中の1つです。従って、KAUSTとの連携は、単なる環境保全に留まらず、この他にはない生態系の宝を将来世代のためにより良いものにしていく一助となります」と、TRSDCのジョン・パガノCEOが述べた。

この協定により、両組織は海洋環境の持続可能性、食料安全保障、エネルギー保全などの分野で協力することになる。

パガノ氏は、この新しい研究協定の枠組みの中での最初の課題は、時間の経過の中での環境の変化を継続的かつ科学的にモニタリングすることだと指摘した。2040年までにこのプロジェクトの地域の生物多様性の価値を30%向上させるというTRSDCの公約達成に役立つからだ。

TRSDCの環境持続可能性部門の責任者であるラスティ・ブレイナード博士は、カーボンニュートラルの達成と現地での生物多様性の向上は困難な課題であるが、同社にとって極めて重要であると説明した。

同氏は、TRSDCの環境持続可能性部門の現従業員のうち、11人がKAUSTで過去に職務経験を有しており、そのうち7人は博士号を取得、2人は同大学で準学士号を取得していると報告した。

TRSDCとKAUSTの共同作業グループは現在、紅海沿岸に海洋研究とサンゴ礁保護のための共同センターの設立を計画しており、同センターは海洋研究とモニタリングのための常設拠点となり、将来的には、来場者がこの地域の自然環境や野生生物について学べるよう、公開される予定だ。

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